IoTやクラウド、ビッグデータの利活用は企業戦略の要となっている。ITbookは顧客満足度の高いコンサルティングサービスで業容を拡大している。

20160209ITBOOK_P01

ITbook株式会社
代表取締役会長兼CEO
恩田 饒 (おんだ・ゆたか)

 官公庁向けのITコンサルティングを主力に成長しているITbookは、いよいよ本格的に運用が始まるマイナンバー制度対応の受注件数を順調に伸ばしている。同社会長兼CEOの恩田饒氏は「当社は昔から中央の官公庁や地方自治体向けに強い会社です。過去5年間で約150の地方自治体で各種コンサルティングの仕事をさせていただきました。民間と違って地方自治体の場合は価格の低さよりも、提案の中身を重視します。この分野では大手の情報システム会社といつも競合になりますが、受注件数ではお陰さまで当社が勝っている状況です」と語る。

 同社の業務はコンサルティング事業、システム開発事業、それと技術者派遣の3本柱。コンサルティング関係では官公庁向けに強いというアドバンテージを生かしながら、特徴ある企業とのコラボレーションにも積極的だ。例えば昨年9月には情報セキュリティー技術に強いラック(ジャスダック上場、本社・東京)と、自治体が取り組むマイナンバー運用のセキュリティー対策で業務提携を結んだ。また、人材総合サービスのフルキャストホールディングスともマイナンバー関連の業務で提携している。

 「今期も3本柱が中心ですが、最も伸びしろが期待できるのは技術者派遣です。いまでも仕事量はたくさんあるので、優秀な技術者をいかに数多く確保するのが重要です」(恩田氏)

 ITの分野は技術革新の変化が速くライバル会社も多い厳しい環境にあるので、どう顧客ニーズを先取りするかが業績拡大の鍵となる。今期の売り上げは約34億円の見込みだが、来期は50億円を目指している。

 

ITbook株式会社

  • 設立/1990年
  • 資本金/8億8370万円
  • 売上高/20億円(15年3月期)
  • 従業員数/175人(連結)
  • 事業内容/業務・システム最適化コンサルティングサービス
  • 会社ホームページ/http://www.itbook.co.jp/

20160209COMPANY33UNDER

経済界からのお知らせ

最新号のご案内

経済界2018年1月号
[特集]
敗者復活戦

  • ・負けから何を学び、糧にしていくか
  • ・存亡の危機を乗り越えた「熱海」の逆転ストーリー
  • ・あの名門ブランドが、帰って来た(アイワ、ビクター)
  • ・「なるほど家電」を牽引する大手家電メーカーの早期退職組(アイリスオーヤマ)
  • ・関ケ原で敗れた立花宗茂はなぜ、返り咲くことができたのか
  • ・市江正彦(スカイマーク社長)
  • ・加藤智治(ゼビオ社長)

[Special Interview]

 三毛兼承(三菱東京UFJ銀行頭取)

 「旧来の商業銀行は構造不況業種 大変革で信頼と強さを持ち続ける」

[NEWS REPORT]

◆カードローン規制で稼ぎ頭を失う地方銀行の明日

◆12年ぶりのアイボ復活 名実ともにソニー再生は成るか

◆終身権力者も視野に入った習近平が恐れるクーデター

[特集]クルマが変わる、社会を変える

・これから始まる全自動運転 OSを制するのは誰だ!?

・車載電池の性能が左右するEV時代の覇権戦争

・冷える鉄鋼、潤う化学 クルマが変える産業構造

・トヨタ・日産・ホンダ・マツダ 主要4社「わが社の戦略」

ページ上部へ戻る