経営者コミュニティ「経済界倶楽部」

オンリーワンの新広報インフラで企業・団体とメディアを橋渡し――本村 衆(リアライズ代表取締役社長)

企業の戦略的パートナーとしてコミュニケーション活動を支援する。プレスリリースサイト、セミナー・勉強会を通じて企業が提供する価値の最大化実現を目指すPRイノベーターだ。

本村衆

株式会社リアライズ
代表取締役社長
本村 衆(もとむら・あつむ)

企業の情報発信には、大別して広告とPRの2つがある。広告は確実にメディアに露出するが、高い費用がかかり、企業発の情報なので、信頼性が低いケースもある。一方、PRは第三者であるメディア発の情報なので、信頼性が高い。広告ほどの費用はかからないが、PR会社との年間契約は1千万円(月額80万〜150万円)が相場。

そこでリアライズは、低予算でメディア露出が可能な広報支援システムを開発した。企業と報道関係者をつなぐ情報マッチングサイト「プレスリリースプラットフォーム(PRP)」で、利用料金は年間96万円。

「PRPはインターネット上の記者クラブで、870媒体3300人の報道関係者にアプローチが可能です。企業や団体の方は、ここでリリースを公開し、新着リリースメールを報道関係者に配信します。報道関係者はリリースの閲覧・検索ができるほか、欲しい情報をリクエストできます。当社にはメディアキャラバン隊がいて、新規登録、在籍確認、利用促進をしてPRPの活性化を常にしています」と本村衆社長は言う。

同社では、メディアの状況や要望を知るためのPRPメディアセミナーや、リリース作成力アップのための各種勉強会、経営者のためのPR講座も実施している。またPRPオプションサービスとして、広報担当者サポートサービスも提供している。このサービスでは、毎週1回・1時間の企業への定期訪問ヒアリング、年間11本のプレスリリース作成代行、プレスリリースをPRPで公開、プレスリクエストボックス代行、毎月1回月次報告書提出、報道関係者問い合わせ代行を月額30万円で行う。

株式会社リアライズ

  • 設立/2000年11月
  • 資本金/1億5200万円(資本準備金含む)
  • 事業内容/PRP事業(ウェブ版記者クラブ「プレスリリース プラット フォーム」の運営
  • 会社ホームページ/http://www.pressreleases.jp

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