レジャーホテル業界を取り巻く環境が様変わりし、低迷期から脱することができない状況が続く中で、ミマコーポレーションは従来のレジャーホテルという枠を超え、万人に愛されるホテル経営に乗り出した。

変革が求められるレジャーホテル業界

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株式会社ミマコーポレーション
代表取締役社長
美馬 辰也 (みま・たつや)

 首都圏を中心に現在、レジャーホテル16棟を運営するミマコーポレーション。自社ホテルの運営だけでなく、オーナーの物件を借り上げる家賃方式やさまざまなホテル業務の教育担当者を派遣する人材育成方式、ベテランスタッフを派遣する人材派遣方式などによる管理運営業務から、物件の売買仲介を含めたコンサルティング業務まで、ホテル経営に関わる幅広い事業を手掛けている。

 2002年の創業以来、順調に自社運営ホテルのネットワークを拡大してきた同社だが、美馬辰也社長は現状に満足するどころか、むしろ今後の業界に大きな危機感を抱いている。

 「これまでのレジャーホテル業界は、高回転率に支えられた収益性の高いビジネスでした。しかし、最近は若い世代の利用が減っていることに加え、人件費の高騰などもあって状況は厳しさを増しています」

 以前の休憩8千円、宿泊1万6千円といった平均的な料金体系から、最近では場合によっては休憩4千円、宿泊6千円程度にまで単価が下落傾向にあるのが現実だという。

 しかし、こうしたレジャーホテルも、旅館業法に則って運営される宿泊施設として実は大きな可能性を秘めているという。

 「一般的なシティホテル、ビジネスホテルに比べてどうしても一段低く見られがちなレジャーホテルですが、ぜひ一度当社が運営するホテルの部屋を見に来てほしいですね。40〜50平方メートルという広々としたスペースに、大型テレビやゆったりとしたベッド、お風呂など充実した設備を用意しています。こうした広さや設備、内装デザインといった面ではシティホテルのスイートルームにも決して負けてはいないと自負しています」

 最近では女子会や同窓会などに利用されるケースも増えつつあり、そういった用途の多様化も業界活性化の一つのヒントかもしれない。

より多くの人に喜んでもらえる場所へ

 さらに、美馬社長はホテルの新たな利用法を提案する。もともと、高速道路のインターチェンジ付近での立地が多いレジャーホテルの特性を生かし、観光目的での利用促進を図っていきたい考えだ。

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広々とした室内と充実した設備が特長だ

 「東京から高速道路で西へ進むと、横浜町田から厚木、御殿場とインターごとにレジャーホテルがあります。事前にネット予約が可能な環境を整えた上で年配のご夫婦、あるいは家族連れでも入りやすい雰囲気であれば、箱根観光や御殿場のアウトレットなどのレジャーの際に積極的に利用してもらえるようになるのでは」

 最近では、外国人観光客の増加にともなって、特に観光地では宿泊業界全体のキャパシティーが不足し、民泊などの新たなビジネスが注目されている。レジャーホテル業界でも、こうしたインバウンド需要を狙う動きが活発化しているが、美馬社長は「まずは、外国人観光客よりはるかに大きな国内の旅行需要をいかに取り込んでいくかが重要」と意気込む。

 そして、同社が現在オープンに向け準備を進めるホテルでは、いよいよ休憩を廃止して宿泊のみでの営業をスタートする。

 「業界は今、まさに変革の時を迎えています。当社が運営するホテルの在り方をシティホテル、ビジネスホテル、レジャーホテルに次ぐ第4のホテル、便利で一度泊まればもう一度行きたくなるようなホテルにしたいですね」

 今後の同社の取り組み次第で、宿泊業界全体にこれまでにない大きなインパクトを与えることになりそうだ。

 

株式会社ミマコーポレーション

  • 設立/2002年12月
  • 資本金/1000万円
  • 売上高/11億円
  • 事業内容/ホテル管理業務・人材育成および営業指導、新築・改装相談、市場(立地)調査、事業計画書作成・経理事務代行
  • 会社ホームページ/http://www.mimacorp.co.jp

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