実録! 関西の勇士たち

  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第20回)

    ワンマンシリーズ(7)稀有のバンカー、大和銀行・寺尾威夫〈1〉

    寺尾威夫氏の人生と大和銀行 寺尾威夫というバンカーがいた。元大和銀行(現在のりそなホールディングス)頭取である。関西を中心としたリテール活動と全国展開の信託業務を核とする地域密着型経営を展開した唯一の都市銀行。昭和40年代末期にグループの総資金量は50兆円に達し、スー…

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  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第19回)

    ワンマンシリーズ(6)三和の法皇・渡辺忠雄〈3〉

    渡辺忠雄氏 法皇と称される激動の人生 渡辺忠雄が、三和の〝法皇〟と称されるに至る経緯をトレースすると、旧三和銀行を関西地銀のレベルから全国区の「ピープルズバンク」に育て上げたリーダーシップが鮮明に浮かび上がる。そもそも、三十四・鴻池・山口の三行合併で創られた三和銀行。…

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  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第18回)

    ワンマンシリーズ(5) 三和の法皇・渡辺忠雄〈2〉

     先日、三和の法皇・渡辺忠雄の面影を慕って旧三和銀行の大阪本店に足を向けた。だが、既に建物は解体に備えてテント生地で覆い尽くされていた。  この時、ある出来事の記憶が鮮明によみがえる。それは、サンスター歯磨の主力銀行が、住友銀行から三和銀行にスイッチした事件だ。…

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  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第17回)

    ワンマンシリーズ(4) 三和銀行の法皇・渡辺忠雄〈1〉

    渡辺忠雄の経歴 大阪市のメーンストリート・御堂筋沿いにある三菱東京UFJ銀行大阪ビル(大阪市中央区、旧三和銀行本店)で老朽化に伴う建て替え工事が始まった。古いビルの解体に先立ち、壁面から取り出された約60年前の定礎箱。その銘盤には、旧三和銀行の中興の祖・渡辺忠雄の名が…

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  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第16回)

    ワンマンシリーズ(3)住友銀行に残る堀田の魂魄

     第2次世界大戦の終戦からおよそ70年。世界の様相は大きく様変わりし、日本の社会・政治経済も激変した。とりわけ、世界経済は昔の面影を留めず、太平洋・大西洋をまたいだ縦走・横走の規模拡大を続けている。そんなメガ経済で戦う日本の起点は、占領軍が指導した財閥解体と、結果…

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  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第15回)

    ワンマンシリーズ(2)住友の堀田、グループを束ねる

    時代と共に躍進する住友・堀田庄三氏 戦後の財閥解体で、住友本社は、鉱業、化学、金融など18のセクションに分断され、それぞれが独立企業体に様変わりした。 GHQの厳命で独立した18社は、社名に「住友」の冠が戴けず、銀行も「大阪銀行」の名でスタート。先輩らが公職追放で去り…

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  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第14回)

    ワンマンシリーズ(1)住友の天皇・堀田庄三

    堀田庄三の半生 住友の顔になるまで 隠然たる影響力を持つ「住友の顔」として、グループはもとより、経済界に君臨した住友銀行頭取・堀田庄三。その名声は広く海外にもとどろき、今や「伝説の巨人」の域に達している。 若いころは文学青年。長じて外交官を目指し、京都帝国大学に進むも…

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  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第15回)

    商売の神様2人の友情(その3)江崎利一グリコ社長と松下幸之助のエピソード

    江崎利一と松下幸之助 牡蠣の煮汁のグリコーゲンを原料に「グリコ」を開発し、江崎グリコを一流企業に育て上げた江崎利一。筆者が氏と出会ったのは、証券担当の記者時代。ほぼ半世紀前のことだ。 江崎グリコの社外重役の中に松下幸之助の名を発見して以来、しばしば大阪西淀川区の会社を…

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  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第12回)

    商売の神様2人の友情(その2)江崎グリコの誕生

    江崎グリコ誕生の経緯 産学共同--。現代では常識だが、大正時代にそれがどの程度まで実践されていたかは不明だ。 ただし、江崎グリコの創始者・江崎利一は、雑誌の論文を通じて産学共同の知識を有していた。だから自前で作り上げた牡蠣の煮汁エキスを九州大学医学部に持ち…

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  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第11回)

    商売の神様2人の友情 江崎利一と松下幸之助

    江崎利一氏の半生と松下幸之助との出会い 昭和10年(1935年)のデビュー以来、大阪・道頓堀のシンボル的な存在であり続けたグリコの電光ネオン塔。両手を広げてゴールインするグリコランナーの姿はあまりにも有名だ。このネオン塔は、今年盆明けにいったん姿を消したが、10月には…

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  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第10回)

    関西財界を演出した芦原義重 偉大にして“裏切り”も体験

    芦原義重氏の半生と関西財界 先輩であり、人生の師でもあった太田垣士郎を失った芦原義重は、文字通り〝失意〟のどん底にありながら、経営者として、また財界人としては、まさに絶頂期にあったと言えるだろう。 昭和39年2月6日、太田垣が関電病院に入院した時、電力担当として現場に…

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  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第7回)

    芦原義重の長期政権(1)太田垣士郎と石坂泰三

    芦原義重氏の半生 国策によってあらゆる業界で起きた企業合同。最たるものは電力業界の再編成だった。再編の結果として昭和26年に誕生した関西電力。筆頭株主の大阪市は、市内東西南北を結んだ市電に加え、地下鉄(当時は梅田〜天王寺間のみ)を市民の足として整備。その運行に電力設備…

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  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第6回)

    ついに実現した芦原関経連 気配りによる人事の妙

    芦原義重が差配した顔ぶれ 渓雲漠々 水泠々--長野県の「くろよんロイヤルホテル」の菖蒲池のほとりに80トンという巨岩の句碑に芦原義重・関西電力社長が斎戒沐浴して揮毫した王陽明の漢詩の一説がある。 「渓の雲、遠くはるかに、水や風の音、清らかで涼しい」  〝泠〟が 〝冷〟…

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  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第5回)

    関西財界再編の第一幕 予期せぬ波及効果

    関西財界の地殻変動 昭和41年4月21日夕刻、関西の経済5団体首脳が一堂に会した料亭「なだ万」における〝含み〟のある晩餐会は盛会裏に終わった。 だが、所期の目的である小田原太造・大阪商工会議所会頭の更迭劇のみに留まらず、それは関西財界の地殻変動にまで発展する。後輩財界…

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  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第4回)

    財界再編の序曲(3)なだ万事件

     大阪市東区(現中央区)にあった著名な料亭「なだ万」。その玄関先に昭和41年4月21日夕刻、高級車が相次ぎ到着した。顔ぶれは関西の経済5団体の正副首脳と側近筋。それは、まぶしいという表現がピタリとはまる、実にきらびやかな光景だった。  当時の関西経済同友会報「関西経…

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  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第3回)

    財界再編成の序曲(2)

     関西財界再編成の序曲は、老化著しい大阪商工会議所会頭・小田原太造に対する引退勧告の準備から始まった。動いたのは、関西財界のポリシーボード『朝の会』の17人の面々。きわめて周到な手順で事が進められた。  昭和40年末、関西経済同友会の代表幹事経験者(OBのすべて…

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  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第2回)

    関西財界再編成の序曲(1)

    関西財界首脳らの老化現象 不況の代名詞になった昭和40年。高度成長期に酔った“花見酒経済”に揺さぶりをかけた戦後20年という節目の不況。その嵐は株式市場を襲い、山陽特殊鋼、サンウェーブなどを倒産に追い込む。指標になる株価は額面割れ銘柄を続出させていた。 時の関西財界首…

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  • [連載] 実録! 関西の勇士たち(第1回)

    小林イズムを受け継いだ阪急グループ

     半世紀以上前になる。大阪の花街・北新地のたそがれ時、1台の人力車が軒を並べるお茶屋街にゆっくりと入ってきた。お茶屋の玄関先は掃き清められ、打ち水された花街の独特の風情。その一角に停まった人力車から老紳士が降り立ち、『平鹿』の女将、芸者に軽く会釈して、座敷の客にな…

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◆チャネル政策を見直すトヨタ自動車の危機感

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