筆者の記事一覧

米倉誠一郎 & 清水洋

(よねくら・せいいちろう)
一橋大学イノベーション研究センター 教授。1953年東京都生まれ。77年一橋大学社会学部卒業。79年同経済学部卒業。81年同大学院社会学研究科修士課程修了。82年一橋大学商学部産業経営研究所助手、88年同教授。90年ハーバード大学よりPh.D.(歴史学)。95年一橋大学商学部産業経営研究所教授。97年一橋大学イノベーション研究センター教授、99年より同センター長を3期務める。2012年プレトリア大学ビジネススクール(GIBS)日本研究センター所長。

 

(しみず・ひろし)
一橋大学イノベーション研究センター 准教授。1973年生まれ。97年中央大学商学部卒業。99年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。2002年ノースウェスタン大学大学院歴史学研究科修士課程修了。07年ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスよりPh.D.(経済史)。08年一橋大学イノベーション研究センター専任講師、11年同准教授。

米倉誠一郎 & 清水洋
  • [連載] 世界で勝つためのイノベーション経営論(最終回)

    ソニー復活と日本企業の生きる道

    不振のテレビを捨ててはいけない   ソニーの凋落が止まらない。ソニーは、昨年10月に2013年度第2四半期連結業績を発表した。売上高は前年同期比10・6%増の1兆7755億円だったものの、営業利益は前年同期から155億円減となる148億円で、四半期純損益では19…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載] 世界で勝つためのイノベーション経営論(第36回)

    意思決定の集団極性化の社会心理学

    組織での意思決定は極端な方向に振れやすい 自分の組織の意思決定はどうもオカシイと思う人は少なくないだろう。スピードが遅い、何も決まらない、誰も責任を取らないなど思い当たる人も多いだろう。組織でモノゴトを決める場合には、複数の人の知識を活用できるため、個人よりも質の高い…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載] 世界で勝つためのイノベーション経営論(第35回)

    イノベーションや組織の意思決定を社会心理学から考える:高い自信の2つの困った点

     イノベーションや組織の意思決定を社会心理学から考える〜「自信」の魔力について〜 最近、社会心理学的なアプローチが経営学の研究にも多く見られるようになってきている。今回と次回では、イノベーションや組織の意思決定を社会心理学の観点から考えてみよう。まずは、今…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載] 世界で勝つためのイノベーション経営論(第34回)

    オリンピックでパラダイムシフト

    制約・規制とイノベーション  先日、経済産業省の試算で、「全国で電気をうまくやりとりすれば、年間で約1700億円の発電費用を減らせること」が分かった。内容的には、全国の発電所のうち、石炭火力など低コストの電源を優先して使い、電力各社で融通できれば、高止まりしてい…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載] 世界で勝つためのイノベーション経営論(第33回)

    人事は戦略に従う

    縮小する日本のマーケットとトップ人事の新潮流とは 2013年の推計で、日本の人口自然減(出生数が死亡数を下回ること)が24万人を超え過去最高になった。少子高齢化が本格化してきている。 前回の東京オリンピックの1964年、日本の人口はまだ9700万人にすぎなかった。それ…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載] 世界で勝つためのイノベーション経営論(第32回)

    ゆるキャラで地域振興は競争戦略的にもイノベーションの観点からもまずい

    競争戦略論とイノベーション① 経済的価値を生み出さないゆるキャラ 前回は、規制とイノベーションの関係を考えた。規制のあり方はイノベーションの生成に大きな影響を与える。また、新規参入企業を促進するような規制のあり方がインパクトの大きなイノベーションのためには重要になると…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載]世界で勝つためのイノベーション経営論(第31回)

    新規参入でイノベーションを促す規制緩和を

    イノベーション創出に影響を与える規制 国レベルあるいは、産業レベルでイノベーションの創出を促進しようと思ったら、あなたならどうするだろう。研究開発に資金を投じるだろうか。設備投資を促進することも考えられる。あるいは、人材の育成を急ぐだろうか。 ある地域での…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載] 世界で勝つためのイノベーション経営論(第30回)

    日本の建築力:資源開発よりも都市開発を

    経済が良くない時は、逆に良い時だ  前回は、米国のフィラデルフィアで始まった都市再生の取り組みについて紹介した。都市の犯罪や頽廃、さらには人種格差の問題を新しいアプリ経済を通じて改善しようという試みである。この取り組みは、今注目を集めるBOP(ベース・オブ・ピラ…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載] 世界で勝つためのイノベーション経営論(第29回)

    都市問題の解決で生まれるイノベーション

    都市問題解決にビジネスの視点を イノベーションとは壮大な技術革新だけでなく、身近な問題を小さなアイデアで解決することも立派なイノベーションである。 そうした小さな取り組みが、新たな技術や社会基盤に支えられているならば、インパクトも大きい。今回は、米国フィラ…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載] 世界で勝つためのイノベーション経営論(第28回)

    大学の基礎研究からシフト

    不確実性の高い基礎研究にこそ大学の存在意義 前回は、米国における教育水準別賃金の推移をみた。1990年代から大きく賃金の水準を伸ばしているのは、大学院卒だけである。これは米国の産業において大きな付加価値を生み出しているのが、サイエンス型産業になってきていることを反映し…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載]世界で勝つためのイノベーション経営論(第27回)

    ビジネスのシステムをデザインできる人材

    高い専門性を持った人材の需要が拡大  これまではベース・オブ・ピラミッド(BOP)のマーケットを考えてきた。そこでは、現地の市場のライフスタイルや価値観などを理解するために、コミュニティーに徹底的に入り込むことが重要である。しかし、現地に長期的に人材を送れば解決…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載] 世界で勝つためのイノベーション経営論(第26回)

    いまなぜBOPビジネスなのか

    BOPこそ未来のマーケット BOP(Base of Pyramid)とは、世界人口の中で最下層を占める約40億人を指す。彼らは1日2㌦以下で生活する貧困層であり、20世紀まではビジネスの対象には絶対にならないと信じられてきた。しかし、1日2㌦以下といっても、集計すれば…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載] 世界で勝つためのイノベーション経営論(第25回)

    アフリカビジネスに乗り遅れるな

    支援すべき理想とアフリカの高いポテンシャルとは 南アフリカのプレトリア大学ビジネススクール(GIBS=Gordon Institute of Business Science)の中に、日本研究センターがある。同センターは、2010年の日本・南アの国交樹立100周年を記…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載] 世界で勝つためのイノベーション経営論(第24回)

    大企業のアントレプレナーシップを上げるには

    アントレプレナーシップが低い日本の大企業 アントレプレナーシップ(企業家精神)とは、現状でコントロールしている経営資源にとらわれることなく、ビジネスチャンスを追求するプロセスである。 アントレプレナーシップが重要になるのは、新しい企業を起業するプロセスだけ…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載] 世界で勝つためのイノベーション経営論(第23回)

    企業家精神に関する2つの大きな誤解とアントレプレナーシップのスキル化

    アントレプレナーシップの本質を見失う企業家精神の狭義化 日本には企業家精神が足りないと言われ続けてきた。企業家精神とは、アントレプレナーシップ(Entrepreneurship)の日本語訳であり、イノベーションの創出に不可欠なものである。日本でベンチャー企業の動きがな…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載] 世界で勝つためのイノベーション経営論(第22回)

    所有権と経営資源の効果的な利用:本気で組織の行く末を考える人

    所有権を持つと経営資源の効率的活用を真剣に考える 前回見たように、日本において最先端の知識集約的なベンチャー企業が動き始めている。 社会的に見れば、ベンチャー企業には不確実性が高い未知の技術や市場を開拓する機能がある。 さらに、ベンチャー企業は、経営資源の…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載] 世界で勝つためのイノベーション経営論(第21回)

    人工蜘蛛の糸に網膜の再生細胞生成―知識ベースのベンチャー企業が台頭

    スパイバー:「蜘蛛の糸を人工的に作って商用化?」  前回に引き続き、われわれの想像を超えるようなイノベーションを追求している2つのベンチャー企業を紹介しながら、日本の新しい動きについて考えてみたい。 山形県鶴岡市に、同市が慶応義塾大学先端生命技術研究所を誘致して、バイ…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載] 世界で勝つためのイノベーション経営論(第19回)

    日本企業のオープン・イノベーション:成熟期における新しい市場の開拓に課題

    ニッチ市場へスピンオフできない大企業 オープン・イノベーションに関して、日本企業が決定的に弱いポイントがある。産業のライフサイクルにおいてオープン・イノベーションが重要になるタイミングは図が示すように2つある。1つ目は、産業が立ち上がる前の段階。この段階では、基盤的な…

    世界で勝つためのイノベーション経営論
  • [連載] 世界で勝つためのイノベーション経営論(第17回)

    オープン・イノベーションのマネジメント:専門部門の組織化と高い創発性

    専門部署の組織化により、異なる知識を集約 オープン・イノベーションの新しさは、外部で生み出された知識や技術を自社のそれと組み合わせてイノベーションを生み出すことにある。オープン・イノベーションでは、組織の境界の外にある経営資源を自社のビジネスのために動かさなければなら…

    世界で勝つためのイノベーション経営論

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  • ・南海トラフ地震、首都直下型地震は、今そこにある危機
  • ・「いつ来るか分からない」では済まされない──中小企業の事業継続計画
  • ・黒部市に本社機能の一部を移転したBCPともう一つの狙い(YKKグループ)
  • ・高まる危機管理広報の重要性 平時の対応がカギを握る

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 大谷裕明(YKK社長)

 「企業の姿勢や行動が危機対策以上の備えになる」

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