筆者の記事一覧

松嶋洋(税務総合調査コンサルタント 税理士)

(まつしま・よう) 元国税調査官・税理士。2002年東京大学卒業後、金融機関勤務を経て東京国税局に入局。07年退官後は税理士として活動する傍ら、国税調査官の経験を生かし、税務調査対策のコンサルタントや執筆活動も行う。
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松嶋洋
  • [連載] 経営者必読! 元国税調査官が明かす 税務調査の秘密(最終回)

    会計検査院該当は トラブルの宝庫

     税務署に毎年提出する申告書ですが、これらのうち規模の大きな一定の法人の申告書は、「会計検査院該当の申告書」と言われ、税務署を通じて国の収入支出の決算を検査する会計検査院にも提出されます。規模が大きな法人であれば、税収が大きくなることが通例ですし、申告にあたり適用…

    元国税調査官が明かす税務調査の秘密
  • [連載] 経営者必読! 元国税調査官が明かす 税務調査の秘密(第36回)

    不確定概念と税務調査

     税金の世界には、「不相当に高額」な役員報酬は経費としない、とか、「社会通念上相当」な福利厚生費は経費としていい、といった規定が見られます。「不相当に高額」にしても、「社会通念上相当」にしても、いくらを指すのか一概にはよく分かりません。これら規定は、会社の規模等に…

    元国税調査官が明かす税務調査の秘密
  • [連載] 経営者必読! 元国税調査官が明かす 税務調査の秘密(第35回)

    一筆と聴取書

     第16回の連載で申し上げた一筆(リスクヘッジのためあらかじめ納税者に提出を求める反省文)について、近年非常に興味深い資料が出されているので、紹介します。この資料は、去る平成23年12月、大阪国税局が行った税務調査が「威圧誘導」という強権的なもので違法、と判断され…

    元国税調査官が明かす税務調査の秘密
  • [連載] 経営者必読! 元国税調査官が明かす 税務調査の秘密(第34回)

    研修は担保にならない

     平成25年から、税務調査手続きの法制化という画期的な改正が実現していますが、私は税務調査の専門家という立場上、非常に多くの方から「法律に書かれたというのに、あまり守られていないのではないか?」という指摘を頂戴します。事実、私が以前立ち会った税務調査においては、調…

    元国税調査官が明かす税務調査の秘密
  • [連載] 経営者必読! 元国税調査官が明かす 税務調査の秘密(第33回)

    「半面調査をする」という脅し

     以前立ち会った税務調査において、「更正処分をしてほしい、というのなら、証拠を固める必要がありますので、半面調査を実施します」という指導を税務調査官から受けました。税務署は手間がかかるという理由で、強権的な更正処分を行うことを嫌い、納税者の自主的な反省に訴える修正…

    元国税調査官が明かす税務調査の秘密
  • [連載] 経営者必読! 元国税調査官が明かす 税務調査の秘密(第32回)

    重加算税の本質と実務

     税務調査において税務当局とトラブルになるポイントとして、その申告誤りが重加算税の対象となるか、という問題があります。通常、税務調査で申告誤りが発見された場合には、ペナルティーとして「過少申告加算税」がかかりますが、不正と判断されると、より重たいペナルティーである…

    元国税調査官が明かす税務調査の秘密
  • [連載] 経営者必読! 元国税調査官が明かす 税務調査の秘密(第31回)

    税務署は実態を見ている

     税務署を退官して会計事務所の業務に携わるようになってから、非常に大きな違和感がある業務があります。それは、会計事務所がクライアントの株主総会議事録など、形式的な資料を税務調査対策として作成するよう指導する、という業務です。例えば、税務調査で往々にして問題になる役…

    元国税調査官が明かす税務調査の秘密
  • [連載] 経営者必読! 元国税調査官が明かす税務調査の秘密(第30回)

    信義則と税金の計算

     税務署とのトラブルとしてよく問題になるのは、税務職員の誤指導により、後日追加で税金を支払わされる場合です。税金の計算が分からないため、税務署に相談したところ、その回答が誤っており、後日その回答を信頼して行った申告に対する税務調査において、ミスが発覚して税金を追徴され…

    元国税調査官が明かす税務調査の秘密
  • [連載] 経営者必読! 元国税調査官が明かす 税務調査の秘密(第29回)

    徹底して記録を残さない税務行政のスタンス

     税務調査の折衝を繰り返す中で、大きな不満が残るのは、税務調査対象者からは詳細な資料や電子データの提供を積極的に求める一方で、税務調査官は記録に残る書面を基本的に外部には出さず、出しても極めてシンプルな説明資料しか提示しない、ということです。このため、税務調査にお…

    元国税調査官が明かす税務調査の秘密
  • [連載] 経営者必読! 元国税調査官が明かす 税務調査の秘密(第28回)

    資料を預けるべきか、否か

     税務調査でよく見られる光景ですが、税務調査官から「内容を詳しく確認したいので、帳簿資料を預からせてください」と言われることがあります。法律上、「調査に必要があるとき」には、税務署は会社の帳簿資料などを預かることができる、とされていますが、筆者は積極的に協力すべき…

    元国税調査官が明かす税務調査の秘密
  • [連載] 経営者必読! 元国税調査官が明かす 税務調査の秘密(第27回)

    異議申立て・ 審査請求の本音

     更正処分など、税務署が行った不利益な課税処分に対して、納得いかない不服がある場合には、裁判に先立って、その不服が正当か否かを審査するために「異議申立て」と「審査請求」という手続き(合わせて、「不服申立て」と言います)が認められています。異議申立てはその課税処分を…

    元国税調査官が明かす税務調査の秘密
  • [連載]経営者必読! 元国税調査官が明かす 税務調査の秘密(第26回)

    行政指導と税務調査

     税務調査以外にも、納税者に対し、税務署が申告の内容を確認しようとするケースがあります。例えば、設備投資を行った場合など、消費税の還付申告を提出した場合に、「設備投資に係る契約書を提出してください」といった連絡が税務署からくることがあります。税務調査ではなくても、…

    元国税調査官が明かす税務調査の秘密
  • [連載]経営者必読! 元国税調査官が明かす 税務調査の秘密(第25回)

    担当部署等による 税務調査の違い

     税務調査の厳しさが納税者や地域によって異なることは、「課税の公平」という税金の大前提からはあってはならないことですが、実際のところ、その厳しさは納税者や地域によって異なります。納税者の観点から言えば、会社規模などによる差があり、地域差という観点から言えば、都心よ…

    元国税調査官が明かす税務調査の秘密
  • [連載] 経営者必読! 元国税調査官が明かす 税務調査の秘密(第24回)

    話を聞かない 調査官への対応策

    「余計なことは一切しゃべらない」ということが税務調査対策の王道ですが、困ったことに、中にはこの王道を実践する税務調査官もいます。このような税務調査官が仮に皆さまの税務調査を担当したとすれば、厳重注意が必要と言えます。  筆者の経験を申しますと、筆者の反論を全く聞…

    元国税調査官が明かす税務調査の秘密
  • [連載] 経営者必読! 元国税調査官が明かす 税務調査の秘密(第23回)

    行為計算否認規定対策は万事の税務調査対策

     税務調査において「伝家の宝刀」といわれる課税方法があります。これは「行為計算否認規定」といわれるものです。節税のためある取引を行った場合、それが節税以外に目的がなく、かつあるべき取引から見て不合理極まりないようなものであった場合、税務署はその節税を広く否定するこ…

    元国税調査官が明かす税務調査の秘密
  • [連載] 経営者必読! 元国税調査官が明かす 税務調査の秘密(第22回)

    パワハラと審理チェックの脅威

     前回、税務調査においては法令よりも人柄の問題が大きい、と解説しましたが、この点で踏まえておくべきことが、税務調査官が脅威を覚えるものについてです。税務調査官が恐れているもの、それは上司からのパワハラと審理担当のチェックの2つです。  税務署においては、非常に多…

    元国税調査官が明かす税務調査の秘密

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 手嶋龍一(作家、ジャーナリスト)

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