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涙でストレスを和らげる「涙活」の効果とは

ビジネス脳の作り方

涙活効果は医学的にも証明

 涙を流すことでストレス解消を図る「涙活」が、若い女性を中心にちょっとしたブームになっています。

 悲しい映画を見て涙を流すのが定番ですが、最近では涙活を目的にした朗読イベントも開かれています。こうした涙活がストレス解消に有効なのは、医学的にも実証されています。

 米ミネソタ大学のウイリアム・H・フレイ博士は涙の成分を分析し、ACTHという物質が含まれていることを突きとめました。ACTHは脳が作り出すストレスホルモンの一種です。このことから、悲しいときに涙を流すのは体内で増えたストレスホルモンを体外へ捨てるのが目的だと考えられるのです。

 要するに、涙と一緒にストレスホルモンを体外に押し流すことで、気持ちがスッキリするというわけです。ですから、日々の仕事でストレスをためている人は、女性に限らず積極的に涙活を行うといいでしょう。

 ただし、涙活には、いくつかの注意点があります。

 まず、タマネギを刻んで涙を流しても、ストレス解消にはつながりません。この場合の涙は、タマネギの持つ刺激成分が眼の表面に傷害を与えるのを防ぐためのもので、ストレスホルモンは含まれていないのです。

 また、職場で涙を流すのも避けるべきです。本人のストレスは和らいでも、それを見ている周囲の人のストレスが高まるからです。

涙活を行う相手によっては逆効果も 

 加えて、女性の涙は男性の脳に恐るべき悪影響をもたらすことも分かっています。

 イスラエルのワイズマン科学研究所のグループは、女性に悲しい映画を見せて涙を流してもらい、それを採取して男性ににおいをかがせる実験を行いました。結果、男性の体内で男性ホルモンの一種であるテストステロンが大幅に低下したのです。

 原始時代、男性に襲われることが少なくなかったことから、女性は涙に含まれる化学物質を使って男性の生殖能力を低下させる自衛の機能を身に付けたようです。しかも、テストステロンは、ビジネスに必要な脳機能とも深く関係し、これが低下すると株式投資で損失を出しやすいという英ケンブリッジ大学の調査結果も発表されています。

 涙活を一緒に行う仲間を「涙友」と言うようですが、女性は女同士で「涙友」になったほうが賢明なようです。

 

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