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スペインで開幕 感動の「棋聖戦」

小川誠子の囲碁便り

「世界の宝石」とも言われるトレンドの街で対局者の握手

「世界の宝石」とも言われるトレンドの街で対局者の握手

スペインで開幕する「棋聖戦」

 囲碁ファン注目の「棋聖戦」が、いよいよ始まりました。井山裕太6冠が棋聖のタイトルを保持し7冠に向けて発進するか、山下敬吾挑戦者が暮れに名人を奪取された雪辱戦となるか、興味深いシリーズです。

 第1局は昨年紹介させていただいたように、日本、スペイン交流400周年を記念して、マドリード近くのアルカラ・デ・エナーレスでの対局となりました。

 そこは『ドン・キホーテ』の作者セルバンテスの生地。世界遺産になっている学問の街です。まるで歴史が胸に押し寄せてくるように響く美しい街。その地のパラドールが対局場です。

 対局の数日前に、対局者ほか関係者一同スペインに着きましたので、まずは文化交流を。マドリード市長・文部大臣・スポーツ庁長官に表敬訪問をさせていただきました。スポーツ庁での「棋聖戦」の記者会見。立食パーティー。この模様は翌日のスポーツ紙一面に囲碁ルールと共に載り、大感激でした。スペイン大使主催の夕食会や、レアル・マドリード対オサスナのサッカー観戦にも伺わせていただき、何とレアル・マドリードの会長にもお目に掛かりました。囲碁をご存じない方々が囲碁に興味を持ってくださることに、とても意義を感じ心温まる「おもてなし」に感謝の念でいっぱいになりました。

 そして前夜祭は、アルカラ市長、スポーツ大臣、ヨーロッパ囲碁協会会長も加わり200人ほどがお集まりくださり、対局者の健闘を願いにぎやかな宴が。私は乾杯の音頭を取らせていただきました。

 対局当日はガラリと対局者の表情も雰囲気も一変し、空気さえ変わったかのよう。凄まじいまでのお2人の迫力に皆、心打たれました。対局後、打ち上げの席で、両対局者、主催者の方々含め、お世話くださった現地での関係者の皆さま方と第1局目の成功に杯を重ねながら涙がにじみました。

 
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