経営者コミュニティ「経済界倶楽部」

IoTで「脱・昭和」を実現しデジタルによる快適で便利なビジネス環境を提供ーシーテック

シーテック 代表取締役 松江芳夫(まつえ・よしお)

昭和から平成、令和と元号が変わっても、オフィスやビジネスの現場では昭和の時代から変わらないものも多い。昭和から変わらないものをIoT化し、業務の効率化の実現を提案するシーテック。IoTで「脱・昭和」を目指す同社は、今春発売の新製品で一気に攻勢をかける。

シーテック 代表取締役 松江芳夫(まつえ・よしお)
シーテック 代表取締役 松江芳夫(まつえ・よしお)
「リモロ」のサンプルを手に

累計5万台を出荷した感染対策商品「ピッとシュ!」を企画・開発したシーテックは、今春2つのIoTソリューションを発売する。

「1つは、スマートロック『リモロ』です。不動産の賃貸仲介、管理会社の業務で昭和から変わらないのが『鍵』。スマートロックを導入し鍵をデジタル化することで、部屋の内見や入居の際の受け渡し、紛失や取り換えなど鍵の管理業務を効率化でき、既存の賃貸管理システムと連携することで不動産賃貸業務のDX化にも貢献できます」と松江芳夫代表。

ここ数年、スマートロック市場にはベンチャー企業の参入が相次いでいるが、同社製品の特長は日本人の鍵技術者が設計したことにある。アプリや通信といったデジタル技術だけではなく、鍵というアナログ技術の観点からも開発を行ってきた。

「室外側が防塵防水対応(IP56)のため、賃貸物件によくある雨風が当たるドアにも設置できます。また、シリンダーを外すことでピッキング対策にも有効です」

同社のIoTソリューションの特長は、既存のアナログ製品から置き換えるだけでデジタル化、業務の効率化を実現できる点にある。4月発売のAIタイムレコーダー「Face de 勤怠」もタイムカード式タイムレコーダーから置き換えるだけでペーパーレス化と、労働時間自動集計など労務管理を効率化できる。

「働き方改革関連法の一つ『労働安全衛生法』も2019年4月の改正により『従業員の労働時間の把握』が義務化、従業員自らが作成した出勤簿を提出する自己申告制は禁止されました。当社のAI顔認証機能であれば従業員の出退勤時間を客観的な記録として把握でき、データもUSBやWi‒Fiなどで取り出せます。またオプションとしてコロナ対策での従業員の温度測定機能や、今年4月施行の改正道路交通法施行規則より一定台数以上の白ナンバーの自動車を使用する場合の安全運転管理者によるアルコールチェックの義務付けにも対応したセンサーによるアルコール検知機能も提供します」

今後もさまざまな「昭和」な業務に対し、IoTによる「脱・昭和」ソリューションを提供し、効率的で快適なビジネス環境を提供する。 

会社概要
設立 2017年10月
資本金 2,000万円
本社 東京都中央区
従業員数 20人
事業内容 IoTソリューション開発、販売
https://www.swiftechie.com