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「LINEをプラットフォームとして さらに進化させ、世界の 共通言語にしたい」--森川亮 (LINE社長)

森川亮氏

 これら事業によるLINE事業の13年4~6月期売上高は、97・7億円で、前四半期比約66・9%増。ゲーム課金が売上構成比約53%、スタンプ課金が同約27%、その他公式アカウント・スポンサードスタンプなどとなっている。

無料通話・無料メールアプリの「LINE」 写真:LINE Corporatuon

無料通話・無料メールアプリの「LINE」
写真:LINE Corporatuon

あったらいいなと思うサービスを具体化する

 売り上げのバランスを取っていく考えはないかと聞くと、

「特に考えていません。新しいビジネスをやり、それがうまくいけば、必然的に変わっていくと思います。LINEにこういうサービスがあったらいいなと思うものを具体化していく。これをやろうという方向性は決まっているのですが、その中身をどうするかが難しい。とにかく私たちの世界は変化が早い。状況の変化にどれだけ早いスピードで対応できるかが重要です。私たちはグローバル企業なので、世界を見据えて、どういう国の人がどういうニーズがあるのかを素早く察知する必要があります。そのためにトップダウンではなく、現地スタッフの声を吸い上げられる組織にしてあります」

 既に日本のスタッフの約2割は外国人。韓国の親会社(LINEはその子会社という位置付け)はもとより、海外を合わせると、外国人のほうが多いという。

「国内、海外を問わず戦っていくため、狩猟民族のように、かなり流動的にやっています。今のような満たされた社会では、ちょっと新しいものとか、生活に潤いを与えるものなどが市場を作る時代です。そういうものは飽きられる可能性も高いので、常に動きながら、一番いい方法を素早く取っていくのが勝ち残りの要諦だと思います。今は大企業的なやり方そのものが時代に合っていないと思う。サッカーの試合で、自分の前にいい球が来たとき、監督に指示を求めるわけにいきません。チャンスではその場で瞬時に判断することが必要で、そこでシュートを打てる人をどう育て、あるいは連れて来るのか。この辺にかかっていると思います」

 こうあるべきだという考えにとらわれることがない森川氏。同社から次々に繰り出されるスタンプのように、変わり身を旨としているようだ。

 
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