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ドライバー不足解消に女性を積極活用へPRサイト立ち上げ--国土交通省

霞が関番記者レポート

 国土交通省は、人材不足が深刻なトラック業界の労働力確保に向けた対策案をまとめた。女性活用策が中心で、現在は全体の2・4%、約2万人にすぎない女性を、2020年には倍の4万人にすることが目標だ。

 そのため女性ドライバーの略称を「トラックガール(トラガール)」と決め、PRを目的とする「トラガールサイト」を国交省のホームページ内に8月末までに立ち上げる。略称を決めるに当たって、国交省では省内の女性職員のほか、全国の現役女性ドライバーにも意見を聞いた。ほか「トラジョ」「トラジェンヌ」「トラッ娘」「キャリー・ウーマン」などが出たという。

 働く女性の比率は全産業平均42・8%で、女性ドライバー比率の2・4%は際立って低い。サイトでは業界団体などと連携して、全国各地の女性運転手の生の声や取引先からの評価を紹介。並行して女性が家事や育児などライフスタイルに沿った柔軟な働き方ができるよう経営者側にも働き掛ける。

 まずは女性用トイレや更衣室などの環境整備で、さらに短時間で済む近距離の集配を主婦に任せるなどのワークシェアの導入も促す。長距離トラックなどで遠隔地に向かう際、複数の運転手が乗り継ぐ仕組みも検討する方向だ。

 また、運送業界も人手不足が深刻で、女性活用の機運が高まってきた。

 佐川急便は宅配要員として、主に主婦を対象に今後2年間で1万人のパートを採用する。軽量の荷物を1日30個程度、自宅周辺で配達する仕事で、荷物数に応じた時間勤務となる。主婦に家事や子育ての合間の時間を有効活用してもらう計画で、国交省も対応を歓迎している。

 パートには住宅地で自宅から半径1〜3㌔㍍の担当エリアを指定。営業所から配送されるエリア内の荷物を自宅などで受け取り、自転車や徒歩で個別に配達する。勤務日や働く時間帯は自由に選べるようにし、同じエリア内に複数のパートを配して分担する。給与は原則として配達個数に応じて支給。1日3時間、平日5日間働いて月5万〜8万円の収入となる見通し。

 
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