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経営者コミュニティ「経済界倶楽部」

真に役立つビジネスマッチングのプラットフォームを確立--長沼善久(BMS理事)

金の卵発掘プロジェクト

「金の卵発掘プロジェクト」は、将来の日本経済を背負って立つ人材を発掘し、日本を元気にするためのビジネスコンテスト。本稿以降は、惜しくもグランプリ、審査委員特別賞は逃したものの、最終審査への進出を果たした候補者5人を紹介する。
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交流会の在り方を徹底的に議論

 BMSはリアルとインターネットの両面でビジネスマッチングの場を提供する団体として2012年9月に設立しました。現在、登録会員数は450を超え、理念に賛同していただいた多くの方々のご協力により、1年間で大阪、東京、名古屋、福岡と組織を拡大することができました。目下さらなる会員さまのビジネス支援の強化と規模の拡大を目指して進化しています。

長沼善久

長沼善久(ながぬま・よしひさ)
1982年生まれ。神戸大学経営学部卒。2008年に日本IBMを退職後、10年10月に起業し、広告系システム開発、アプリ開発の事業を主とする株式会社バランスアンドユニークを設立。12年9月、一般社団法人BMS理事に就任。

 世の中には大小問わず多くの「交流会」が存在します。「特定の目的に特化した交流会」、「業界を超えて幅広い人脈形成を目的とした異業種交流会」、または「経営者が自己研鑽を積む場としての勉強会形式の交流会」など、経営者・営業パーソンは、目的に応じてさまざまな交流会に参加しているのが現状です。

 その中で参加者は「既存の交流会のサービスに満足しているのだろうか?」という疑問が、BMS設立のきっかけとなっています。

 多くの経営者や営業パーソンは交流会に参加し、人脈を拡大しようとしていますが、多くの場合、活用されることのない名刺の山だけが残っているのが現状です。

 「売り上げを上げたい」「商品を売り込みたい」という動機で交流会に参加しているにもかかわらず、交流会に参加する費用と時間という投資を有効に活用できていないことについて、BMSでは交流会の在り方について徹底的に議論を行い、1つのルールと2つのツールによって参加者の問題を解決する仕組みを構築しました。まずルールに関して、先に相手にメリットを提供する「先義後利」の考えを啓蒙しています。

 概して営業シーンにおいて起こり得る誤りとして、「相手の望むものを提供する前に、自分の提供したいものを発信してしまう」ということがあります。これに対してBMSでは、売り手と買い手の2者で物事を処理しようとするのではなく、相手の求めるものが自社で提供できない場合は、ビジネスをつなぐ媒介者になっていただき、積極的に相手のためになる人脈を提供し、徹底的に相手目線で行動するということを会員さまも含めて全体で共有するようにしています。

リアルとバーチャルの2本柱を軸に展開

 そのために2つのツールである「リアルBMS」という独自の交流会運営モデルと、インターネットを使った専用SNSサービス「M-stage」をサービスの柱として提供しています。

リアルBMS

日本各地でリアルBMSが開催され数多くのマッチングが生まれている

 リアルBMSは、毎月、東京(2カ所)、名古屋、大阪(2カ所)、福岡の各拠点で開催される交流会で、約3時間の交流会の運営方式をプログラム化したものです。テーブルごとに分かれてマッチングを行う「テーブルマッチング」では、参加者全員が積極的にビジネスをつなぐ媒介者になることで、毎回複数のビジネス紹介案件が成立しています。

 またM-stageは、ビジネスマッチングに特化した機能を搭載したSNSサイトとして、リアルの交流会を補完する役割を果たします。

 M-stageでは、ある人が取引先紹介の依頼をM-stageに夜中に投稿すると、全会員さまにその投稿がメールで一斉に通知共有され、翌朝には、ビジネスが成約したという事例など、これまでで200を超えるマッチングが成立してきました。

 今後の展開として、海外拠点の検討も具体化してきており、既にマレーシア、フィリピン、ドバイで今年中に拠点が立ち上がる予定です。そしてあらゆるビジネスパーソンにとっての武器となるプラットフォームになることを目指しています。

 

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