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学生と向き合った採用活動で応募者の心をつかむ――パソナグループ

総合人材サービス会社パソナグループ 須藤丹季雄・執行役員人事部長

採用希望の学生には全員会いたい

 企業活動自体を「社会貢献事業」と捉える同社にとって最大の経営資源は従業員だ。求めるのは、企業理念に共感し、思いやりや挑戦心を兼ね備えた高いPQ(Personal Quotient)を持つ〝人財〟。そこには創業者・南部靖之代表の熱い想いがある。

 「南部はパソナに応募してくれた学生への感謝から、“全員に会いたい。せっかく当社を志望してくれたのに、僕が応募者の顔を見ないで不合格にはできない”と話しています」

須藤丹季雄・執行役員人事部長

須藤丹季雄・執行役員人事部長(総合人材サービス会社パソナグループ)

 こう述べるのは須藤丹季雄人事部長。学生とのファーストコンタクトの場である会社説明会では必ず南部代表自らが経営ビジョンを熱く語り、その後も選考に参加して学生と接する。南部代表が採用活動の前面に立つのは、自らの就職活動時の経験で「社長の顔も知らないで入社することに違和感があった」という思いがある。

 学生と正面から向き合う姿勢は人事部の現場にも受け継がれている。同社では体験型インターンシップを全国で通年開催し、さまざまな角度からパソナグループを知ってもらう機会を学生に提供している。また選考中も現場でのインターンシップを実施し、「仕事のやりがいや醍醐味、厳しさを直に感じてもらうことで、会社や事業への深い理解につなげている」(須藤氏)という。

パソナの理念に共鳴できる人材を採用したい

 社員の姿に魅力を感じて、パソナへの志望を固める応募者が少なくない。意外なのは、人材獲得で競合する会社が金融業や商社、メーカーなど同業とは限らないこと。「企業理念や、働く仲間、職場環境を重視して入社を希望される方が多いですね」(同)。内定者や先輩社員からの紹介や口コミによって、同社の門戸をたたく学生が多くいる。

 中には選考で不合格になった先輩が「あの会社は親身になって対応してくれたから」と後輩に応募を勧めるケースも。新卒試験で不合格になってもキャリア採用試験への再挑戦で入社した社員もおり、試験やセミナーが会社への思いを強くしているようだ。須藤氏は「パソナの経営理念や起業家スピリッツに共鳴してくれる人材を採用していきたいですね」と意欲を語る。

 

 総合人材サービス会社パソナグループ・会社概要
設 立/1976年2月
資本金/50億円
従業員/6316人
所在地/東京都千代田区大手町2―6―4

 
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