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太陽光バブル期の安易な参入のツケが顕在化 CO2Oが発電所再生事業を開始

ニュースレポート

CO2Oが太陽光発電所再生事業に着手

 8月末に台風15号が九州地方を中心に猛威を振るった。甚大な被害が報告される中、メガソーラーの太陽光パネルが吹き飛ばされている事例がいくつか見られた。

 台風の勢力の大きさを物語っていたが、単に台風の強さだけでなく、太陽光発電所が抱える問題から、今後こうした被害は続く可能性がある。

 太陽光発電所の運用サポートを手がけるCO2O(シーオーツーオー)は、太陽光発電所の再生事業を開始した。計画した発電量の確保に問題を抱えるメガソーラーのオーナーに対して、不具合箇所の提案から、改善提案、運用・保守まで含めたサービスを提供する。

 サービス開始に先立ち、都内で会見した酒井正行社長によると、発電量低下を中心とするクレーム案件は、太陽光発電モジュールではなく設計・施工上の不具合が大部分を占めているという。

 3年前の固定価格買取制度の導入に合わせ、続々と太陽光発電事業への参入者が相次いだ。まさに太陽光発電バブルと呼べる状況であり、太陽光発電パネルの設置実績の乏しい建設会社が手掛けたため、計画通りの発電量が確保できない事例が多く見うけられる。

 極端な例では適切な整地をしないまま建設したために、雨などで地盤が緩んだり、土が流れたりして、太陽光発電パネルの倒壊が起こっている。

メガソーラーの設備点検

メガソーラーの設備点検

 こうした設置工事の不具合に起因する故障は、稼働から数年たってから発生するケースもあるため、今後はさらに不具合を抱えるメガソーラーが増えてくるとみられる。今回の台風では、そうした不具合が出始めた発電所で大きな被害が発生している。

 「程度の差はあれ、すべての太陽光発電所が何らかの問題を抱えている」と同社のメンテナンス事業部長の森本晃弘氏は指摘する。

 太陽光発電バブルのツケが出始めており、CO2Oはそのツケを補う形で、事業拡大を進める。

 
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