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深刻なジャパンカップのレベル低下に歯止めはかかるか ロンジンが今年もJRAをサポート

JRAとロンジン双方の思惑

IMG_7457JRAとロンジン双方の思惑

 スイスの高級時計メーカー・ロンジン社は10月26日、都内で会見を開き、日本中央競馬会(JRA)とのパートナーシップ契約更新を発表した。
 パートナーシップは、11月29日に東京競馬場で開催される国際招待競走「ジャパンカップ」に関するもの。ロンジンは昨年に引き続き、レースの公式パートナー、公式計時などを務める。

 ロンジンは、国際競馬統括機関連盟(IFHA)の公式パートナー兼公式時計であり、フランスの凱旋門賞や米国のブリーダーズカップなど世界の名だたる主要レースでパートナーを務めている。日本では昨年初めて、ジャパンカップのサポートを行った。

 今年も契約を更新した理由について、ロンジン副社長のファン・カルロス・カペリ氏は次のように語った。
 「JRAとロンジンは、エレガンス、伝統、パフォーマンスといった共通のコアバリューを持っており、昨年のパートナーシップ締結以来、関係を深めてきた。世界の中でも重要なレースであるパートナーシップを締結したことをうれしく思っている」

 ジャパンカップは日本の競馬の競争力向上のために1981年創設された国際招待競走で、現在JRAにおいては最高賞金のレースとなっている。IFHAが発表した世界の主要レースの格付けで、日本のレースでは最上位の8位となっている。
 一方で、毎年11月末に行われるジャパンカップは、10月上旬の凱旋門賞や10月下旬のブリーダーズカップからは日程が厳しく、トップクラスの外国馬から敬遠されがちになっている。近年はむしろ12月の香港国際競争に有力馬が流れる傾向にある。
 このため、近年のジャパンカップは出走する外国馬のレベルの低下が著しく、2005年を最後に外国馬の勝ち馬は出ていない。IFHAの格付けは上位だが、「国際競走」とは名ばかりで、存在意義が問われかねない状況にある。

 とはいえ、ジャパンカップは毎年10万人以上の観客を東京競馬場に集める。ロンジンとしては、ジャパンカップのサポートは日本でのブランド向上をにらんでのものだが、逆にJRAとしても、ロンジンを通してジャパンカップのプレゼンスを世界に向けてアピールしていきたいところだろう。

 
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