今年から、日本棋院・関西棋院・ペア囲碁協会のもと、1月5日が「囲碁の日」と制定されました。1月5日の日。覚えやすく、まさにぴったりの日にちと囲碁ファンの皆さまも言ってくださることでしょう。
ということで、今年の1月5日、日本棋院において、新年の打ち初め式が開催されました。
当日、多くのファンがご来場くださりました。公開対局(マスターズ優勝・小林覚九段対女流二冠・謝依旻六段)、指導碁会、懇親会など盛りだくさんの企画。日本棋院が熱気に包まれ、新しい年への希望が伝わり、心励まされるとともに温かい思いが胸にあふれました。
そして今年は、日本棋院創立90周年の記念すべき年を迎えました。
今まで支えてくださった囲碁ファンの皆さまへの感謝を込めて、そして今後ひとりでも囲碁に親しみを持ってくださる方が増えますよう囲碁界全体で、全国各地さまざまな催しが開かれます。折々に各地での興味深いイベントをご紹介できればと思いますので、お楽しみくださるとうれしいです。どうぞよろしくお願いします。
90年の間には、太平洋戦争で大空襲に遭い、赤坂溜池にあった対局場も焼けました。途方に暮れたさまざまな困難にぶつかったこと、文献で読んでいます。けれど、棋士の囲碁を打ちたいという情熱、それを支えてくださった熱烈な囲碁ファンの方々。その絆が今につながっています。
私たち後輩の棋士はただただ感謝するのみです。ご恩返しをしたいとあらためて強く願い、身が引き締まる思いがした「囲碁の日」でした。
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