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虎ノ門ヒルズは五輪を睨む東京の競争力向上に貢献できるか--国土交通省

虎ノ門ヒルズ

安倍晋三首相

安倍晋三首相

 政府が6月に閣議決定した2014年版首都圏白書は、20年の東京五輪をきっかけとした、首都圏の国際競争力の向上と効果の波及がテーマ。人口減少と少子高齢化の環境の中で、首都圏が日本の牽引役となるための方向性を示した。

 具体的には世界から資金、人材、企業を集めるため、交通アクセスや高性能オフィスビル、国際会議場などの施設設備を含めたビジネス環境の整備を提言。首都圏空港の機能強化や圏央道、外環道、中央環状線の三環状道路などのアクセスの改善が必要とした。防災対策や都市の老朽化対策にも言及した。

 同時に閣議決定した土地白書では三大都市圏で地価が上昇に転じ、地方圏でも下落率が縮小している現状を紹介。海外投資家の国内不動産市場に対する評価が高まっているとして、土地の収益性や利便性を向上させるよう、官民連携の取り組みが求められるとした。

 その答えの1つが東京都心の超高層複合ビル「虎ノ門ヒルズ」。6月11日の開業初日には飲食店などを目当てに、オープン前から約1千人が行列をつくるなどにぎわった。前日の式典には安倍晋三首相が駆け付け「新たな都市モデルを世界に示すもの」と賞賛。太田昭宏国土交通相も会見で「東京にとってインパクトになる。技術的には大変な免震・耐震構造になっており重要なモデルになる。いろんな意味でのモデル、牽引力になり、大いに期待している」と持ち上げた。

虎ノ門ヒルズ

6月11日に開業した虎ノ門ヒルズ

 虎ノ門ヒルズは、20年開催の東京五輪で基幹道路となる「環状2号線」の真上に立つ。52階建てで高さ247メートルと、東京都心部で2番目に高い建物で、米外資系の高級ホテル「アンダーズ東京」や飲食店など商業施設のほか、オフィスや会議施設も入居する。

 国土交通省によると、外資系企業のアジアの地域拠点数は12年度の調査で日本113とシンガポール(320)、中国(309)、香港(243)に次いで4位。国際会議の開催数は同11年実績で日本は153回とシンガポール(919)、ソウル(232)に比べて大きく後れを取っている。虎ノ門ヒルズが貢献できるかどうかが注目されている。

 
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