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経営者コミュニティ「経済界倶楽部」

「アクティブなユーザーの存在が 驚異的な販促効果を実現」--出澤剛 (LINE取締役)

出澤剛氏

LINEの特性を生かした抜群の販促効果

 こうしたLINEの特性を生かして広がっている企業のマーケティングが、企業アカウントの取り組みです。サービスを開始して、1年くらいですが、大手企業向けのメニューは既に100社以上に活用いただいています。また、街の商店、病院など中小企業を対象とした月額5千円の「LINE@」のサービスを昨年末から始めました。LINE@は数千件のお申し込みを受けている状況です。

 企業の公式アカウントの友だち数の上位は数百万人規模、500万人超えもザラになっています。また、公式アカウントに関連して、スポンサードスタンプがありますが、上位のスタンプは利用回数が1億回を超えるものもあります。

 スポンサードスタンプについては、例えば昨年11月にロッテの「コアラのマーチ」で実施した時には、期間中に600万人がダウンロードして、2カ月間で4千万回利用されました。設計上はO2Oではなくブランディングだけなのですが、お客さんが実際にお店に足を運んでいただき、11月のコンビニ売り上げが10%以上上がったそうです。

 また、スタンプと公式アカウントの組み合わせについては、大丸松坂屋で、友だちになると大丸松坂屋のキャラクター「さくらパンダ」の無料スタンプを配布する施策を行いました。その結果、1カ月で320万人の友だちが集まり、さらにそこでクーポンを配信したらLINE経由で6千万円弱売り上げが上がったそうです。

 LINE@でも、いしがまやハンバーク横浜店の例では、友だち200人に対してデザートクーポンを送ったら50人が来店したそうです。最終成果で25%来るというのは普通のツールではあり得ない驚異的な成果だと思います。

 O2O施策に関しては、さらにもう一歩進んで、マストバイスタンプを展開しています。これは最初にコカ・コーラの爽健美茶で行いました。店頭に並べた飲料のペットボトルにシリアルコードを記したネックストラップつけ、LINEのスタンプショップでシリアルナンバーを入力するとオリジナルスタンプがダウンロードできるというものです。コカ・コーラは4月に第一弾を行いましたが最大級の効果があったとのことです。大塚製薬などとの連携も始まっていますし、今後もマストバイの仕組みはどんどん出てくると思います。

 次の構想としては、LINE@に参画している企業をつなぐ仕組みづくりを考えています。イメージとしては、参画企業すべてに共通して使えるポイントやマイレージの導入です。例えば地方の一都市の商店街で、LINE@に参画している企業が数店あるとしたら、参画企業間を回流してもらう仕組みです。参画企業にとっては、自社の常連客だけでなく、他社の顧客も流入する効果があります。そういう共通のマイレージを構想しています。多くの企業に参画いただいて、LINEがエコシステムを提供するようなプラットフォームにしていきたいと考えています。 (談)

 
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