媒体資料
経営者コミュニティ「経済界倶楽部」

ITツールと電話カウンセリングで新入社員の離職を予防する--東京メンタルヘルス

企業eye

 メンタルヘルスの相談・教育に携わり、今年で創業30周年を迎えた。長年のノウハウを生かして、主に新入社員や若手を対象とした「離職予防プログラム」を開発。予防サービスに力を入れることで、顧客の開拓を進める。

東京メンタルヘルス・武藤清栄氏が語る 「離職予防プログラム」

武藤清栄社長 生年月日●1951年4月27日 出  身  地●秋田県大曲市 最終学歴●国立公衆衛生院(現・国立保健医療科学院)衛生教育学科 趣  味●歌をうたうこと 座右の銘●心のやり繰り

武藤清栄社長
生年月日●1951年4月27日
出 身 地●秋田県大曲市
最終学歴●国立公衆衛生院(現・国立保健医療科学院)衛生教育学科
趣  味●歌をうたうこと
座右の銘●心のやり繰り

 ── 「離職予防プログラム」の開発に至った経緯について教えてください。

武藤 当社は30年間にわたって、年間1万件以上のカウンセリングと述べ4600回を超えるメンタルヘルス研修を行ってきました。主にメンタルが不調な方のサポートをしてきましたが、今後は予防に力を入れ、働きやすい環境づくりを手助けしたいと思っています。特に現代の若者は、自発的な相談や報告がとても苦手です。新入社員らが相談しやすい雰囲気をつくることで、職場の閉塞感を解消し、モチベーションアップを実現させる仕掛けをつくりました。

── モチベーション向上のための仕掛けとは。

武藤 今回のプログラムでは、当社が開発したメンタル天気予報 「コンケア」というシステムを活用しています。「コンケア」では、従業員が毎日、出退勤時にパソコンやタブレットで「晴れ」や「雨」など、自分の精神状態にあったアイコンを選択。管理者が職場内の“天気マーク”の推移を把握することで、適切なマネジメントができます。無料電話相談がセットで、従業員を適宜サポートします。導入費用は1人月額600円です。

── 「コンケア」は新人向けにどんな効果を発揮しますか。

武藤 社員がどんなマークを押したのか原則として本人以外は確認できませんが、新入社員のコンディションは管理者が閲覧できるようにしています。また新人が「雨」マークを続けて押した場合、当社から上司に連絡することで適切な声掛けを促しています。ある企業では、仕事を覚えられずに苦労していた新人が「コンケア」を通じて、上司や教育担当者の十分なフォローを受け、コンディションが回復しました。

── プログラム普及にあたっての今後の取り組みは。

武藤 職場全体の管理に加え、異動者や心の病からの復職者のコンディションを確認するツールとして、積極的にPRしています。現在は500社への導入を目標に、さまざまな企業に提案を行っているところです。

ITツール「コンケア」をPRする武藤清栄社長(右)と武藤収専務

ITツール「コンケア」をPRする武藤清栄社長(右)と武藤収専務

【会社データ】
 東京メンタルヘルス
設立●1985年
資本金●1700万円
所在地●東京都豊島区