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経営者コミュニティ「経済界倶楽部」

給水管の劣化対策事業で飛躍を目指す100年企業

企業eye

明治42年に清掃業として創業、現在では、給排水設備の工事やメンテナンスを主に手掛けている。給水管の赤サビ対策における技術を確立。老朽化した建築物向けに拡販を進めていく計画だ。

田尻惠保社長 生年月日●1947年12月1日 出 身 地●神奈川県横浜市 最終学歴●一橋大学大学院 趣  味●透明度の高い水を眺める、スキューバダイビング 尊敬する人●老子 座右の銘●ここは道場、今は修行

田尻惠保社長
生年月日●1947年12月1日
出 身 地●神奈川県横浜市
最終学歴●一橋大学大学院
趣  味●透明度の高い水を眺める、スキューバダイビング
尊敬する人●老子
座右の銘●ここは道場、今は修行

── 給水管劣化対策に関する技術の特徴について。

田尻 従来は薬品を使用して管内洗浄するのが主流でしたが、当社では水を改質することで防サビ効果を上げる装置「ザ・バイオウォーター」を製造しました。この装置は活性酸素の一種を人工的に発生させて抗酸化力の向上を促し、赤サビの進行を抑える黒サビの形成効果を生み出します。

 今年に入ってから「ザ・バイオウォーター」の改質度を測定する「アクアメーター(仮称)」の開発に成功しました。測定装置のプランは2004年に横浜市が主催した「よこはまビジネスプラングランプリ」の年間大賞を受賞しており、10年越しで企画を形にすることができました。当社製品の性能を客観的に実証できる仕組みが整ったところで、技術を国内に広めていきたいと考えています。

── どういったマーケットに参入しようと考えているのですか。

田尻 「ザ・バイオウォーター」は健康目的から工業用まで幅広いニーズに対応しますが、当社のようにヒト・モノ・カネに限りがある中小企業は、弱者の戦略で集中と選択を図らなくてはなりません。

 現在は、20~30年前に建築された建築物の老朽化が一気に進み始めています。いわば「不動産バブル」を経て、「給水管の劣化バブル」が訪れようとしている状態です。私は給水管の更新需要に関連する市場が将来的に10兆円規模にまで膨らむと試算しています。

 当社の今年3月期における売上高は約2億6千万円を計上しました。仮に1%のシェアを獲得しただけでも業績への大きな押し上げ要因となります。今からニーズをしっかり捉えていく構えです。

── ニーズ獲得のための方策とは。

田尻 営業や開発の人員を増員して体制強化を図っています。そのほか、代理店とアライアンスを組んで販売網を全国に構築していきたいですね。現在は全国展開している機器販売会社と提携して、同社顧客に技術を提案しようと計画しています。加えて、住宅に関する展示会へ定期的に出展して、そのほかのパートナー企業の開拓を目指します。

 【会社データ】
都市拡業
設立●1957年
資本金●3千万円
所在地●神奈川県横浜市