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“ものづくり”への原点回帰を期して闘う天昇電気へ--石川忠彦(天昇電気工業代表取締役社長)

天昇電気工業株式会社 代表取締役社長 石川 忠彦氏

プラスチックの成形加工メーカーの老舗である天昇電気工業は、オリジナル商品の開発と海外展開の加速に全精力を傾ける。

石川 忠彦

天昇電気工業株式会社
代表取締役社長
石川 忠彦(いしかわ・ただひこ)
1956年生まれ。79年成蹊大学を卒業後、三井物産に入社。2013年6月天昇電気工業副社長を経て、同年9月より現職。

石川忠彦氏が語る「闘う天昇電気」

 三井物産から転じて天昇電気工業の社長に就任した石川忠彦氏は「闘う天昇電気」「ものづくり原点回帰」の目標を掲げている。同社はプラスチックの成形加工業界の老舗で、ポピュラーな製品には多目的に使える収納ケースの「テンバコ」や木製タルに代わる「テンタル」などがある。一般には知られていないが隠れたロングセラー商品だ。プラスチック製品は軽量化が求められている自動車業界、電機業界などからは金属部品に代わる部品としてニーズが強い。

 「今では自動車向けのシェアが増えていますが、単なる下請けメーカーに甘んじているつもりはなく自社製品の開発に努力します」(石川忠彦社長)

 独自企画の自社製品には例えば医療現場用の医療廃棄物容器の「ミッペール」、また土木資材分野では、洪水や土砂崩れなどの被害を未然に防ぐ「雨水貯留浸透システム」などがあり、いずれも供給が追い付かないほどの注文がある。

 直近のトピックスとして興味深いのはポーランドの自動車部品大手であるボリシェフとの提携強化だ。天昇電気は同社大株主の三甲、三井物産と共にボリシェフと現地で合弁会社を運営しているが、その会社が生産能力を倍増するにあたり技術面での協力関係をさらに強化する。

 「独フォルクスワーゲンのティア1でもあるボリシェフは、当社の技術力に大変興味を持っており、われわれにとってもティア1企業として勉強ができるチャンスです」(同)

 ボリシェフはメキシコでも同社との協業を検討している。「商社時代の人脈やノウハウを生かして当社をさらに発展させたいですね」と石川社長は語る。

 

天昇電気工業株式会社

  • 設立/1936年
  • 資本金/12億800万円
  • 売上高/136億8800万円(2014年3月期)
  • 従業員数/530人(連結)
  • 事業内容/プラスチック成形加工
  • 会社ホームページ

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