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経営者コミュニティ「経済界倶楽部」

中華料理に立脚したラーメンづくりで100店舗展開を図る --ホイッスル三好

企業eye

ホイッスル三好は、南関東を中心に「中国ラーメン 揚州商人」を運営している。メニュー・店舗デザインともに中国らしさにこだわることで、差別化を推進。顧客単価向上や人員増強を図り、2023年までに100店舗体制を整える。

-- 中国風を意識した店舗展開を図っていますね。

三好 いろいろな方から「中国風ですね」と言われることが多いのですが、味も店舗も中国そのものだと自負しています。私の祖父は中国人で、幼い頃から中華料理で育ったからこそ実現できました。

 実のところ、創業当初は普通のラーメンを提供していたのです。ただ、同業他社との差別化を図りにくく、人気店には勝ち目がないと感じるようになりました。現在のビジネスモデルに転換したのは、盛和塾でお世話になった京セラの創業者、稲盛和夫さんの言葉がきっかけです。

-- 稲盛さんからどんな助言を受けたのですか。

三好 「お前の店は清潔で接客が良いけれど、ラーメンがまずい。もっとうまいラーメンを作れ」と言われました。1990年代半ばの頃です。そこで私の原点である中華料理に基づいたメニュー開発を進めました。

 具体的には、中国のスープ「酸辣湯(スーラータン)」に麺を入れて、「酸辣湯麺」として売り出しました。日本で言えば、みそ汁にそばやうどんを入れるよう

なものです。現在では当店の一番人気メニューになっています。

 そのほか、店の内外装は原色で彩り、壁をすすけた雰囲気にするなど、中国の食堂をイメージしています。味わい、見た目ともに大変本格的です。

-- 本格的と言えば、業界の価格競争とは一線を画しているようですが。

三好 平均単価はランチ帯950円、ディナー帯1100円、深夜帯1300円で、他のラーメンチェーンと比べると高単価だと言えるでしょう。高価格でも、こだわりの食材を使った本場の味は他社には真似できない魅力だと考えています。

 この度、「濃厚牛肉煮込みラーメン」など、1千円以上の新しいラーメン3種を取り扱い始めました。小皿料理の品目も充実化させており、単価アップに寄与しています。今年2月期の売上高は前期比約4%増となる24億5千万円程度を見込んでいます。

-- 100店舗体制に向けた取り組みについて。

三好 現在は直営とフランチャイズ合わせて32店舗を展開しています。昨年1年間で約40人の社員を採用し、直営店に社員を2人配備するなど体制を強化しています。これらは息子である専務が発案、実行しました。専務を指導しつつも権限を委譲し、目標を達成します。

 

【会社データ】

設立/1990年4月

資本金/5千万円

所在地/東京都杉並区
http://www.whistle-miyoshi.co.jp/