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経営者コミュニティ「経済界倶楽部」

ミャンマーへの進出を考える企業をサポート--イノックス

企業eye

アジアのラスト・フロンティアとして注目を集めるミャンマー。まだ、多くの日系企業が積極的に進出できていない状況で、それを打開するためのサポート体制を構築したイノックスに現状と今後について話を聞いた。

日系企業のミャンマー進出に向けた土壌をつくる

-- 御社の事業展開は。

白浜 1995年からシンガポールを中心に東南アジアで自社開発の機能性フィルム販売の事業展開をしていましたが、5年前からミャンマーでも活動を開始しました。ミャンマーは親日家が多く、豊富な天然資源もあり、中国・インドという大国に隣接している中で経済特区の開発が進んでいます。今後アジアのハブとなり得るビジネス的に非常に有望な国だと思いました。

 そのミャンマーで主に不動産開発に携わり、日系企業の進出をサポートしてきましたが、今年2月にミャンマーに日系企業対象のビジネスサポートセンターを開設しました。

 ミャンマーは民主化に弾みがつき、投資先として世界中の注目を集め、積極的な投資が進んでいる国ですが、日系企業の多くが視察だけで終わってしまっているのが実情です。理由としてはミャンマーの財閥の多くが軍事政権当時、米国の経済制裁の対象になるビジネスにかかわっており、提携するにあたり非常にリスクが高いためです。

 この状況を打開するため、弊社独自で現地のパートナー先を探しました。条件として重視したことは、事業基盤がしっかりしていて、経営者の志が高いという点です。

 結果、ミャンマーの大手財閥であるKMAグループが最適と判断し、正式に提携することとなりました。KMAグループは傘下に大手のCB銀行を保有し、建設、農業、ホテル、不動産開発、鉱山開発、航空機事業(ゴールデン・ミャンマー・エアラインズ)と多方面で活躍している企業です。

 また、最近注目されている日本とミャンマーの共同計画による大規模工業団地「ティラワ経済特区」の開発にも携わっています。「ティラワ経済特区」は、ヤンゴン市の南東約20㌔㍍に位置する総面積約2400㌶の広大な敷地で、豊富な労働力や既存港湾施設を活用することができるなど利点の多い特区です。

-- 今後について。

白浜 KMAグループとの提携を通じて、日系企業がミャンマーに進出する際に、確実に成果が出るようサポートしていきます。KMAグループでは今後ミャンマー郊外での農業支援をはじめ、風力、水力、バイオマス発電など、クリーンエネルギーに関するODA案件も進めていく方向で、将来性豊かです。

 弊社ではさまざまな分野で日系企業が活躍できるよう土壌を築いていきますので、ぜひ多くの日系企業がミャンマーに進出されることを願っています。

 

【会社データ】
設立/1995年5月
資本金/1億5千万円
所在地/愛知県名古屋市
http://www.innox.co.jp