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優良な収益物件の買い取り再販で顧客の信頼を獲得–日本土地建物

 日本土地建物は投資用不動産事業を展開し、物件の仕入れからリノベーション、再販、賃貸管理までをワンストップで手掛けている。きめ細かな営業で培った物件の仕入れ力を武器に業容を拡大。前期売上高は32億円と6年前に比べて4倍になった。同社を創業した神山重子代表取締役は既存事業を強化しながら、ホテルや海外不動産といった新規事業への参入を通じてさらなる飛躍を目指している。(『経済界』2020年4月号より転載) 

神山重子氏

日本土地建物代表取締役 神山重子(かみやま・しげこ)

 

業績好調の理由は仕入れ力と目利き力にあり

 景気によって売り上げの波が大きくなりがちな不動産業界。特に投資用不動産市場では、事業環境の変化や金融機関による融資引き締めの影響で業績が落ち込む事業者が増えている。その中でも堅調に業績を拡大し、事業基盤を固めているのが日本土地建物だ。南関東1都3県で中長期的に賃貸ニーズを見込める優良物件を購入、リノベーションを実施した上で投資家に販売している。

 好調の理由は2つの強みにある。1つは独自のネットワークを通じて、優良物件を最適な価格で仕入れている点だ。全社員の半数を占める営業担当者11人が対象エリアの不動産仲介会社をくまなく回ることで、新鮮な物件情報を収集している。

 「会社を設立してからの16年半で、良い物件をリーズナブルに購入できる仕組みが整ってきました。営業担当者による日々の新規開拓の賜物です。新卒を採用しながら、営業体制を強化していきたいですね」と神山重子代表は説明する。

 加えて、物件の優れた目利き力も業績向上の推進力となっている。同社では都心の一等地に加えて、郊外の駅遠物件でもファミリー層が多い街や大学が近くにある地域など、独自の視点で物件を発掘。同社が手掛けたマンションは駅から徒歩10分以上の立地でも、100%近い入居率を誇っているという。

 「物件の仕入れで大切なのは、『大化け』する物件をいかに見極めるかです。優良物件に仕立てることができれば、入居者はすぐに付きます。当社ではストック収入を確保するために、長期保有している物件が増加しています。担保余力が大きくなったことで銀行からの融資を一層受けやすくなり、さらに優れた物件を購入できるという好循環が生まれています」

 現在、同社は銀座や虎ノ門、麻布十番といった東京都心の一等地を含む17棟の不動産を保有、運営している。物件の種類はオフィスビルやマンション、店舗とさまざまで、そのほとんどが満室稼働している。販売済みの物件にも初台や元麻布にある高級賃貸マンション、三田の店舗など、都内にあるハイブランドな地名が並んでいる。

 「超一等地の物件を数多く手掛けることで、お客さまのリピート購入や見込み客の紹介が多くなっています。そのほか、かねてから自社施工によるバリューアップに取り組み、顧客満足度の向上に力を入れてきました。内外装を一新することで快適な住環境をつくってきた結果、オーナーの皆さまが安定した賃料収入を得ています。これからもお客さまの幸せを追求するために、ワンストップサービスに磨きを掛けていきます」

社員研修の徹底により業務の品質向上を図る

 神山代表はサービス拡充の一環として、ホテル事業への参入を計画している。銀座エリアで手掛けた民泊事業の成功体験を元に、交通アクセスの良い地域でホテルや民泊を開始する構えだ。旺盛なインバウンド需要を取り込み、外国人観光客の宿泊を促す。

同社が保有しているオフィスビル「JLBグランエクリュ虎ノ門」

同社が保有しているオフィスビル「JLBグランエクリュ虎ノ門」

 

 同社ではサービスの量的拡大はもちろん、質の向上にも余念がない。新人や若手、幹部といった社員の階層ごとに宿泊研修を行い、不動産業界で必要な知識やスキルの習得、マインドセットなどを促している。

 また全社研修では「エジプトの不動産市況」や「過去のオリンピック終了後における関連施設の活用方法」といったテーマに合わせて調査を行い、社員が不動産を大所高所から学べる機会を提供している。これらの取り組みが日常業務のレベルアップをもたらしているという。

 「研修には社内ゴルフコンペを組み入れるなど、社員が楽しめる企画も用意しています。社員同士のチームワークは年々良くなっており、協力し合いながら仕事を進めています。また今年4月には6人の新入社員が入社する予定です。新しい力を取り入れながら成長したいと考えております」

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会社概要
設立 2003年8月
売上高 32億円(2019年4月期)
所在地 東京都千代田区
従業員数 25人
事業内容 不動産の売買や賃貸仲介、管理、コンサルティング
https://www.j-tochi.co.jp/
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