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高精細のVR活用で住宅販売のカタチを変える 「家はスマホで買う時代」–ジブンハウス

家具や家電、洋服などのように、家もスマホで買う時代がやってきている。全国120店舗近くになる住宅チェーンを運営するジブンハウスは、VRを活用したセミオーダー規格住宅によって、スマホによる集客を展開。住宅業界に新たな潮流を生み出している。(『経済界』2020年4月号より転載) 

内堀孝史氏

ジブンハウス社長 内堀孝史(うちぼり・たかし)

 

 住宅の第1次取得層である20~40代は、共働きで忙しい世帯も多く、家を買うために休日に住宅展示場を訪れる人は減ってきている。少子高齢化により、需要と供給のバランスが崩れていることもあり、「住宅業界のビジネスモデルを変えていく必要があった」と内堀孝史社長は言う。

 「今の世代は家族構成にばらつきが少なく、家のプランも限られるため、多くは規格住宅で対応ができます。その分コストも抑えられますし、ジブンハウスでは価格もオープンにしています。これまで購入を諦めていた世帯でも家を建てられる環境をつくりたいと考えています」

 規格住宅を手掛けるハウスメーカーはこれまでも多数あったが、ジブンハウスの特長は、世界一とも評される高精細なVRを活用している点。写真と見間違うほどのリアルな映像で、家の隅々を確認できる。

 「私たちはVRを通してライフスタイルの提案をしています。家だけにお金をかける時代はかつてのことで、これからはライフスタイルを重視し、自分らしく生きる時代。自転車が趣味だったり、休日にキャンプに出掛けたり。そんな暮らしをイメージできる設えを意識しています」

 365日24時間スマホで内覧できるため、住宅展示場を訪れる必要もない。VRによって家で暮らすイメージを膨らませ、価格も含めた詳細なシミュレーションができるため、購入に向けたメーカーとの打ち合わせも格段に少なくて済む。

 「地域に育ててもらった経験から、地域に恩返しをしたい」と語る内堀社長。全国の地元密着の工務店と共に構築した新しい住宅販売のプラットフォームは、日本ユニシスとの共同開発で、大手ハウスメーカーと提携する仮想住宅展示場「MY HOME MARKET」に発展。2019年10月からは楽天市場への出店も始まり、「規格住宅元年だった」と振り返る。さらにはライフスタイルに合った家と土地をAIがマッチングし、現地でスマホをかざせば、ARで家の完成イメージの確認や内覧ができるアプリ「AiR」も評判だ。20年から普及が加速する5Gを絡めた事業展開も見据えている。

 「家はスマホで買う時代」。住宅業界は今、変革の時を迎えている。

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会社概要
設立 2016年2月
所在地 東京都港区
事業内容 住宅販売会社のFC、VC運営。VR外販、AR/AI事業、
仮想住宅展示場「MY HOME MARKET」事業等
https://jibunhouse.jp/
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