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「古い商習慣が続いている美容業界に風穴をあけます」--ビューティガレージCEO 野村秀輝

FACE・HIDEKI NOMURA

1990年青山学院大学経済学部卒業、中央宣興に入社。2001年に入社したマッキャンエリクソンを経て、03年にBEAUTY GARAGE(現・ビューティガレージ)を設立、代表取締役CEOに就任。

 

ビューティガレージが美容業界向けのオンラインビジネスで急成長

昨年4月の設立10周年を祝い、記念式典を行った

昨年4月の設立10周年を祝い、記念式典を行った

「古い商習慣が続いている美容業界に風穴をあけます」

 こう力強く語るのは、ビューティガレージ(BG)の野村秀輝CEOだ。BGは、中古美容器具の販売会社として2003年に事業を開始した。過去には中古品の流通を嫌ったメーカーから、機器の修理を受け付けてもらえないなどの圧力を受けながらも、サロンの強い支持を集めて業容を拡大している。「広告代理店から転身したからこそ、慣習にとらわれないビジネスができます。サロン経営者が働きやすい環境を整備したいですね」。

 現在では、国内最大級の美容商材のオンラインショップをサロン向けに運営。新品、中古を問わず、50万点前後のアイテムを取り扱っている。野村CEOは「ネット卸事業をいかに飛躍させるかが、当社最大の経営課題です」と説明する。美容業界でのオンライン比率は1割未満とされ、今後BGがビジネスを拡大する余地は大きい。「美容業界は成熟産業とみられていますが、オンラインという観点からすると十分な成長が見込めます」。 市場深耕策として取り組んでいるのは、プライベートブランドの強化。「これまでは圧倒的な低価格が武器でしたが、今は高品質・中価格帯の商品開発に力を入れています」。主力は美容器具やエステ機器、化粧品などで、新品販売の約6割を占めている。

従業員の平均年齢は30歳代前半。ミーティングで若い意見を吸い上げている

従業員の平均年齢は30歳代前半。ミーティングで若い意見を吸い上げている

 そのほか、サロン経営に必要なサービスを提供する周辺ソリューション事業を強化している。集客や内装工事、不動産仲介など幅広い支援を行い、顧客と長期にわたる取引関係を築く。昨年5月には、業界初の完全成果報酬型求人サイト「サロンキャリア」を開設。昨年末には掲載サロン数が5千件を超え、来期中にも単月黒字を果たす計画だ。

 今後は、大手卸やディーラーのネット通販参入が予想されるという。野村CEOは「マーケットナンバーワンの地位を確かなものにするため、積極的に挑戦していきます」と語った。

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