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百貨店の催事企画運営で百貨店と出店メーカーを結ぶ橋渡し役--井上邦博社長(進栄物産)

企業eye

百貨店での婦人服、婦人服飾雑貨の催事企画が主業務。繊維、アパレル、婦人服、服飾雑貨、アクセサリー、宝飾などメーカーから卸、専門店まで400社以上をネットワーク。百貨店と出店メーカーを結ぶ橋渡し役を担う。

進栄物産の戦略と井上邦博社長の狙い

── 伊勢丹との結び付きが深いそうですね。

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進栄物産 井上邦博社長
生年月日●1950年12月17日
出身地●東京都武蔵野市
最終学歴●米国ポールスミス大学ホテルマネジメント学部
趣味●サイクリング、水泳、スキー
座右の銘●ピンチはチャンス、No pain, No gain.

井上 創業者で兄の進二が、テナント地権者として1972年に伊勢丹吉祥寺店の専門店フロアに服飾店を創立。76年に吉祥寺店新館オープンに伴い、伊勢丹に口座を開設し、催事企画会社としてスタートしました。創業時に伊勢丹から企画会社としての歩み方を数多く学びました。その後、三越伊勢丹、高島屋、ほか地方の有力百貨店まで取引を広げてきました。

── 百貨店と催事の出店メーカーを結ぶ〝リエゾン(橋渡し)〟な会社を目指すとのことですが。

井上 催事企画会社とは、催事の担い手として各取引先の催事主旨・意向を聞き、品揃え可能なメーカーを選定し、紹介、出店販売することです。商品の販売には集客が最重要事項。文化催事、物産展、プロパー以外の商品の集合催事などがありますが、中でも集客の大半を占める女性客を対象としたファッション関連催事が中心となります。

── メーカーは百貨店催事に出店すると売れると思うのでは。

井上 ただ出店しただけでは売れませんと申し上げています。出店メーカーにはそれぞれの店舗に合う品揃え、適切な価格の設定、販売体制の3つを心掛け、出店するように依頼しています。価格が安いと、数を売らないと数字が伸びないし、高額品を売るためには、商品知識がしっかりした販売員がいないと売れないからです。また取り扱い品目のブランド登録、洗濯表示、品質保証など指定表示の約束を確認し、コンプライアンスを重視する出店メーカーを百貨店に提案しています。

── 同業他社との違いは。

井上 当社のリスク負担で、集客のためのDMハガキ作成、郵税負担、顧客への記念粗品進呈、新聞チラシ広告協賛など、集客と連動した販売促進にも取り組んでいます。また催事企画会社として初めて日本百貨店協会のコラボレーション会員となり、日本アパレル・ファッション産業協会の賛助会員にも加盟し、そこから入手できる情報を取引先にいち早く伝え、素早い対応ができるよう努めています。

── 百貨店の売上高は明るい兆しが出てきました。

井上 アベノミクス効果で高額品は好調です。この勢いをしっかり受け止めていきます。

 

【会社データ】
設立●1976年3月
資本金●1千万円
従業員●19人
売上高●40億円
所在地●東京都武蔵野市
http://www.shin-ei-bussan.co.jp