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主婦ネットワークで集めた地域密着情報を提供する主婦発明家--ナビット社長 福井泰代

飛び出せベンチャー

“主婦発明家”が、気が付けば交通と地域情報を提供するITベンチャー社長に。全国の主婦ネットワーク「地域特派員」による地域密着の情報収集が特長。ナビットとはナビゲーションとラビットを合わせた造語。ナビゲーションを使ってうさぎのように前へ進みたいという願いを込めた。

ナビット社長 福井泰代氏

ナビット社長 福井泰代氏

主婦発明家、ナビット・福井泰代社長が目指す地域社会の未来

 企業向けのデータ収集・販売サービスなどを手掛けている。電車の何両目に乗れば降車駅で階段やエレベーターに近いかが一目で分かる「のりかえ便利マップ」を作っている会社だ。

 同社が扱うのは鉄道情報だけでなく、不動産や給油所の実売価格も調べる。その他、スーパーの特売情報「毎日特売」、効率的に入札情報の収集サポートを行う「入札なう」、全国電話加入法人、約680万件の住所、郵便番号、電話番号などを収録している「法人・個人電話番号ポイントデータ」など、便利でユニークなサービスを多数提供している。

 「もともと私は趣味でいろいろな発明をしていたのですが、ヒットするとすぐ類似のものが出て来て真似される。だからそれを前提に考えて、どうすれば類似商品が出て来てもスタンダードになれるかを考えました。毎日使い、見やすく使いやすいものをと。のりかえ便利マップは東京メトロさんに何度も通い、ようやく採用されました。それ以降は、『ああ、あの会社ね』と信用が付いて、採用企業が広がっていきました」

 のりかえ便利マップは、子どもと一緒に電車を利用して感じた不便さから生まれた。

 1997年に起業した福井泰代社長は、まず調査員として鉄道好きの学生をネットワーク。その後、毎日特売など別のサービスも手掛けることになり、ネットワークは子育て中の主婦に変わった。のりかえ便利マップは東京メトロのほか、都営地下鉄、私鉄やぴあなどに採用され、駅の構内図なども提供。毎日特売は、200万人もの利用者を集めているという。

 現在、全国に5万2600人の地域特派員を擁する。ここから集まった情報は種々様々で、前出のような商品として加工し、企業に提供している。各種データベースは64種類を販売。またSohos―Styleという在宅ワーク、内職探しのサポートサイトも運営、各種セミナーも実施している。

 「今ではサービスの種類が増えて、どこかで見たことがあるな、と思ったら、うちのサービスだったなんてことも(笑)。核は地域密着のキラーコンテンツを作ろうということで、アイデアが勝負。仕事としては在庫が要らないため、いろいろなことができるところがいいですね」

 「あったらいいな」をカタチにする――アイデア社長、福井さんの目指す先には、まだまだ“宝の山”がたくさん埋もれているようだ。

 

ナビット
http://www.navit-j.com

 

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