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「環境対応にこだわった製品開発で新たな市場を開拓し、業界ナンバーワンを目指します」--日本ドライケミカル社長 遠山榮一

遠山榮一氏

とおやま・えいいち ──1950年1月25日生まれ。72年三菱商事入社。2004年日本ドライケミカル入社、経理・財務本部長に就任。08年社長に就任。(写真=佐々木 伸)

遠山榮一氏が目指す消火・防災のプロ 積極的なアライアンス戦略を展開

お台場の本社からは東京都心が一望できる

お台場の本社からは東京都心が一望できる。防災設備は災害から都市を守る重要なインフラだ

 防災設備の老舗企業である日本ドライケミカルが昨年12月、東証2部から1部へステップアップした。過去に旭硝子の子会社として上場していたが、外資のTOBで上場廃止となり、ファンド会社に買収された後、2011年再上場。目まぐるしい変遷をたどってきたものの、その間もぶれることなく一貫して防災ビジネスに取り組んできた。

 「ビル、工場、発電所から船舶まで、人間の経済活動のありとあらゆるところに防災の網の目が張り巡らされています」と語る遠山榮一社長は、各種法規制などで参入障壁が高く保守的な防災業界にあって、就任以来矢継ぎ早に他社とのアライアンス戦略を打ち出してきた。

 消火器メーカーの初田製作所との基本業務提携により、商品ラインアップの強化や物流コストの合理化を実現。また、空調設備を手掛ける新日本空調との資本業務提携では、ビル建設時に防災、空調が一体となったより効率的な施工を目指すという。

沖電気防災の社長も兼務

昨年5月から子会社である沖電気防災の社長も兼務する。社員のレベルアップを目指し両社の人事交流なども進めていく

 さらに、会社の大きな方針として環境への対応を挙げる。松山酸素との共同出資によるグループ会社「イナートガスセンター」を設立し、ガス系消火設備の撤去、メンテナンスの際に大気に放出されていた二酸化炭素の回収・再利用をスタート。96%以上のガスを再生するという、世界でも他に例のない仕組みを構築した。

 一昨年、火災の感知・報知を得意とする沖電気防災を子会社化した。これにより防災に関するあらゆるサービスをワンストップで提供する体制が整った。

「より安全・安心な社会インフラを構築するために、火災感知と消火設備の両方をパッケージとして提案し、新しい防災システムを作っていきたいですね」

 今後も、地球環境に配慮した製品開発を加速するとともに、海外市場の開拓や海外の有力サプライヤーとの提携により優れた防災設備の導入などを進めながら、真の「総合防災企業」を目指していく。

防災・減災&緑地化&省エネシステム「WUSSA(ウーサ)」

スマートシティにおける防災・減災&緑地化&省エネシステム「WUSSA(ウーサ)」を提唱する

社員とのコミュニケーション

気さくな人柄で社員とのコミュニケーションも欠かさない

ルミ製消火器の国内市場はほぼ独占状態

高い加工技術により、軽くてリサイクル可能なアルミ容器製消火器を他社に先駆けて開発。アルミ製消火器の国内市場はほぼ独占状態となっている

株式の再上場により、積極的な他社とのアライアンス戦略が可能

株式の再上場により、積極的な他社とのアライアンス戦略が可能になった

活発な意見

会議では活発な意見が交わされる

東証1部指定の記念式典

東証1部指定の記念式典で。攻めの経営戦略で社員のモチベーションも上がっている

新入社員との懇親会

4月に入社した新入社員との懇親会

 

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