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従業員本位を掲げ、携帯電話販売を主軸に事業を拡大--福田浩太郎 ヴィックスコミュニケーションズ社長 

飛び出せベンチャー

携帯電話ショップの運営を皮切りに、グループ全体で人材派遣やセールスプロモーション、介護などの幅広い事業を運営。事業の多くは、社員からの提案を基に始めたものだ。福田社長は「従業員は家族そのものです。皆のやりたいことを形にしながら、泥臭く経営を行います」と意気込んでいる。

福田浩太郎氏の思い 泥臭く経営していくこと

福田浩太郎 ヴィックスコミュニケーションズ社長 

福田浩太郎 ヴィックスコミュニケーションズ社長

 「仕事とプライベートの区別がない環境で、仲間たちと一緒になって会社を熱く育てています」

 福田社長はヴィックスコミュニケーションズの社風についてこう語る。従業員が亡くなる直前まで一緒に働く目的で、定年退職制度を設けていない。従業員同士で親睦を深めており、一緒に旅行に行くことが頻繁にある。

 職場での嘘や陰口は厳禁。飲み会ではお互いに盛んに意見を交わし合い、ケンカはありふれた光景だという。「地道なことを泥臭く行うのが商売の原点。そのため、一緒に働く仲間と隔たりのない付き合いをしたいです」と説明する。

 創業のきっかけは、大手消費者金融と通信系ベンチャーでの勤務経験だ。どちらも職場の人間関係が希薄で、誰かが口を開けば愚痴ばかりだったという。「理想の会社をつくりたい」という思いが芽生え、ベンチャー企業を退職。学生時代の先輩の引きで、2003年に携帯電話の販売代理店を開設した。

 同社の今年3月期における売上高は32億円。現在では通信事業に留まらず、多様なビジネスを手掛けている。人材派遣や介護、ウオーターサーバー販売、セールスプロモーションの各事業は黒字を達成。今年2月に健康食品の企画販売を、5月には個人向け太陽光発電システムの販売を開始した。

 事業を多様化させるのも、従業員重視の経営を目指しているからだ。社内で従業員の生活全般をサポートできる事業体制の構築を計画している。

 「結婚や出産、介護など、従業員のライフステージに対応したい。将来的には保育園を運営して、社員の子供も預かりたいです」

 新規事業は、各部署の責任者が集う事業部総会で決定。社長を含む全出席者9人が、有望な事業プランに1票を投じる。従業員の要望を相次ぎ具現化させることで、組織の士気向上にもつながっている。

 事業立ち上げ時には、現場に積極的に関わるという福田社長。11年の介護事業開始時には、自ら営業やポスティングを行った。太陽光発電事業でも先頭を切って個人宅への営業に取り組んでいる。

 「現場を知ることは従業員を知ることです。どんなに会社が大きくなったとしても、続けていきたいですね」と意欲を燃やす。

ヴィックスコミュニケーションズ
http://www.vix.co.jp/

 

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