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独自のITサービスで世界標準企業を目指す--菅谷俊二 オプティム社長

オプティム社長 菅谷俊二氏

インターネットユーザーの利便性を最大化させるためのITサービスを相次ぎ開発しているオプティム。携帯端末向けのモバイルソフトウェアサービスでは国内シェアNo.1を獲得するなど、順調に事業基盤を強化してきた。今後の目標は世界における「デファクトスタンダード(業界標準)」を目指すことだ。

オプティム・菅谷俊二氏が描くITサービスの世界標準

 同社が開発した、モバイル端末の管理をブラウザ上で行うことができるという〝MDMツール〟「Optimal Biz for Mobile」は、昨年度の国内市場においてシェア1位を獲得。そのほか、製品群には、不正遠隔制御対策ソフト「Optimal Guard」やパソコンの電力消費を抑える「Optimal Green」など、世界に先駆けて開発したラインアップが並んでいる。

 独自製品の投入で、業績は右肩上がりで推移。2014年3月期の売上高は前期比19・5%増の17・1億円となった。スマートデバイス向けサービスが好調で、今期は年商20億円達成を視野に入れる。同社の成長力の源泉は、国内外で240以上の特許出願に象徴される知財戦略にある。IT技術は、同業他社から模倣されやすい。参入障壁を設けることで、市場での優位性を保っている。

 調査会社のパテント・リザルトによると、オプティムの特許1件あたりにおける算定資産価値は、国内の情報通信業界で1位だという。NTTやマイクロソフトといった名だたる企業を抑えての快挙だ。菅谷社長は「新製品開発に手応えを感じています。昔から自分のアイデアを形にするのが非常に好きでした」と振り返る。

 菅谷社長は父親が工業高校の教師で、幼少期からパソコンに親しんでいた。小学生の頃にはゲームを自作し、級友たちに配布していたという。ゲームを楽しんでくれる友人を見て、「自分の商品を世に送り出したい」という気持ちが芽生えるようになった。

 高校生の頃に起業を決意、大学生になった1996年にはパソコンの価格比較サイトを開発した。一時は公園で寝泊まりする日々を送りながら、ビジネスコンテストで特別賞を受賞、2000年に会社設立にこぎつけた。

 現在は、ネットワーク上の各種デバイスをクラウドで管理する「クラウドデバイスマネジメント」や、トラブル修復ツールを提供する「サポート」など、6つの事業を展開。海外ビジネスにも乗り出し、中国では救急車両向けカルテシステムを拡販している。

 業容拡大を果たしてきたが、菅谷社長の夢は尽きない。「今まで以上に新しくて面白いサービスを作りたい。子供の頃からの夢を叶えるのはこれからです」と目を輝かせている。

 

 オプティム
http://www.optim.co.jp/

 

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