文化・ライフ

 テレビに向かって「万歳!」をした日。ついにヤンキースのイチロー外野手が、日米通算4千本安打の金字塔に到達しました。野球に疎い私ですが、イチロー選手のこの偉業達成は楽しみに待っていました。バッターボックスに立った時の立ち姿、表情やしぐさに魅せられ、長年の大ファンです。インタビューで、

「4千安打を打つためには8千回の悔しさがありました」

 と答えていらっしゃいました。栄光の裏での凄まじい努力、ストイックなまでのこだわりに美しさを感じます。

 打った瞬間のどよめき、その直後に仲間が取り囲みイチロー選手への敬愛を体いっぱいにあふれさせている姿に感動し、胸が熱くなった私です。現地の人たちの熱狂的な喜びに、自然な形で日米交流を果たし、それは世界平和にもつながっていると感涙づくめのひとときでした。

 

イチロー選手と囲碁

 イチロー選手と言えば、ほんの少し囲碁界にも〝碁縁〟があります。お父さまが囲碁がお好きで、イチロー選手に集中力を身に付けさせたいと囲碁を教えられたのです。

 実は私、イチロー選手と対局していたかもしれなかったのですよ。19年前、日本棋院の70周年のイベントで対局する予定だったのですが、海外でのプレー日と重なり、実現できず「幻の対局」となり残念でした。

141_20131001_01 イチロー選手のエピソードをひとつ。若い頃、新幹線内で、林海峯九段と出会いサインを頼んだそうです。後ほど林先生いわく、

「僕も貰っておけばよかったよ」

 有名な言葉です。イチロー選手のますますのご活躍を心から願っています。

 

 今号は雑誌『経済界』が1千号を迎えられるとのこと、おめでとうございます。右の写真は1987年に表紙を飾らせていただいた時のものです。

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