事業面では常に費用対効果を考慮する企業が、「人材育成」の分野になるとその意識を持てていない。結果が出るまで一人一人の「伴走者」として寄り添う従来にはない人材育成プログラムを提供しているのが、フィールドマネージメント・ヒューマンリソースだ。
未曾有の採用難時代といわれている今、多くの企業が社員の育成に力を注いでいるが、果たして現在行っている育成方法は正解といえるのだろうか。
「現在行われている育成プログラムはいまだに集合研修が中心で、その後のフォローがほとんどありません。教育は筋トレと一緒で一度だけでは身に付かない。そして独学だけではモチベーションも続きません」
そう語るのはフィールドマネージメント・ヒューマンリソースの小林傑代表だ。どんな分野でも人が変化・成長するには、指導者の下でのフィードバックと繰り返しが必要なことは自明の理。小林代表の言葉には説得力があった。
もう一つの課題は、研修そのものが目的化され、本来の目的である「現場で活かす」ことが疎かになっていることだ。現場での仕事は多様で、抱える課題も人それぞれ。いまだに多くの企業で行われている階層別研修などでは、抽象度が高く汎用的な内容にならざるを得ないため、そこでの学びが現場に活かせるとは言い難い。
「万人のニーズを満たす商品・サービスはありません。今のままでは、何度やっても、どれだけ費用をかけても効果は期待できないでしょう」
同社のメソッドは、これらの課題を解決できるものだ。端的に説明すると次のようなプロセスとなる。①必要なスキル・知識をインプット、②学んだスキルを自分の業務に適用したアウトプットに1対1でフィードバック、③受講者ができるようになるまでアウトプットとフィードバックを繰り返す、これらを一定の期間の中で行う。
育成というよりも、コンサルティングに近いこのメソッドは、同社がコンサルティングファームであるフィールドマネージメントグループの一員であるからこそ可能でもある。
これまでになかった同社の育成方法は多くの企業の支持を集め、問い合わせや依頼が急増しているそうだ。
「これからの人材育成は、必要な人を選び集中的に投資・育成するスタイルが増えていくでしょう。弊社はフロントランナーとして、日本企業の人材育成を根っこから変えていくつもりです」
[会社概要]
設立/2015年1月
所在地/東京都渋谷区
事業内容/組織開発事業、人材育成事業
http://fmhr.co.jp/
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