経営者コミュニティ「経済界倶楽部」

「交渉術」の視点を戦力に 企業の人材選考に真のコミットをもたらす―ギブ・スパイラル・ジャパン

営業や取引などのビジネスシーンでは、利害関係にある当事者同士の立場や力関係がフェアな交渉を難しくする。ギブ・スパイラル・ジャパンは「交渉術」の視点から、企業間や対人のあらゆるコミュニケーションにおける問題を解決する。

ギブ・スパイラル・ジャパン代表取締役 鷹尾 豪(たかお・たけし)

 話し合いにおいて、対立した人間関係では利害衝突が避けられず、本音を探り合うばかりでまっすぐに意図が伝わらなくなる。交渉のスペシャリスト集団であるギブ・スパイラル・ジャパンは、賃料減額コンサルティングで成功率73・8%、年間約1200店舗という豊富な実績を持つ。その技術は人材採用や組織マネジメントといった企業コンサルティングにも展開されている。

 人材採用の選考代行サービス「ギブレクション」は、ロールプレイングや合意形成力適性診断プログラムによって、面接だけでは見えない資質を独自の視点で見極め選出する。その後、企業による最終選考で採用が決まれば成約となるビジネスモデルだ。具体的には、ケーススタディを用意して顧客役の人物に対して実際にセールスを行うなど、ダイレクトに能力やコミュニケーション力を見る手法である。

 管理職や営業職といった人材を採用する際、企業独自の選考方法では視点が偏りがちだが、交渉を専門とする同社の選考によって客観的に能力を見極めることができる。

 「採用においては、その会社で成果を出せる人かどうかが重要」と鷹尾豪代表取締役。採用した人材がポテンシャルを発揮して自己実現ができれば、働く側も企業もハッピーという考えだ。

 同社には、この採用方法で入社して半年で給料を3倍にした社員もいる。従前より交渉経営を実践しており、本音や建前のない従業員との「合意」を重視。給料も社員が自ら交渉して決めるため、自分らしく活躍できる社風が醸成されている。鷹尾氏は「合意によって同じ方向を向く。これが本当の意味でのダイバーシティだ」と自信を見せる。

 鷹尾氏が企業コンサルに力を入れる理由に、日本に蔓延する「同質化」への疑問がある。会社のやり方を正として組織を同質化させることが、国際社会における生産性の低さを招く一方で、個人が自分の頭で考えていく会社は変化に対応しイノベーションを起こしている。

 「コロナ禍で先が読めない今、差はさらに広がるはず」という人を見抜くプロが目指すのは、個人がフェアに能力を発揮できる世界だ。

会社概要
設立 2010年5月
資本金 5,000万円
所在地 大阪市北区
従業員数 39人(2020年3月期)
事業内容 合意形成に関する企業研修事業、経営原資の創出に関する戦略的コンサルテーション事業、不動産マッチング業務、賃貸借ビッグデータ提供によるアドバイザリー事業
http://give-spiral.co.jp/

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