経営者コミュニティ「経済界倶楽部」

日本の品質管理と中国の技術を融合させ身近なIoT化を提供―シーテック

2020年9月の発売以来、累計4万台を出荷した感染症対策商品『ピッとシュ!』を企画開発したシーテック。日立グループでソリューション営業を経験した松江芳夫社長は、日本と中国それぞれの強みを生かし、身近な分野でのIoT化を実現する。

シーテック代表取締役 松江芳夫(まつえ・よしお)

 1台で非接触型温度測定と消毒液噴霧が行える『ピッとシュ!』を発売するシーテックは、2021年2月にIoTソリューション『ピッとシュ!ネットワークモデル』を発売した。

 「コロナ禍の長期化で、社員の健康管理を目的に検温データと勤怠管理システム等とのデータ連携の引き合いが増えています。ネットワークモデルはそのようなニーズに応え、社員証等で利用の多いICカード読取機能を装備し、温度測定と消毒の結果、ICカード情報を勤怠管理システムに連携できます」と、説明するのはシーテック代表の松江芳夫氏。

 既存システムに測定データと社員を連携させるには、複数の機器の導入とネットワークの構築、システムの改修など時間とコストがかかる。同社のネットワークモデルは、BluetoothやWi‐Fiで接続でき、データ連携のためのAPIとクラウドサービス『ピッとシュ!クラウド』も提供することで、短期間、低コストのデータ連携を実現した。

 松江氏は「身近なものをIoT化し世の中を便利にしたい」という思いで、同じ日立グループで共にソリューションに取り組んできたIT FORCEの曲昊直会長と合流してシーテックの代表に就任した。

 「『ピッとシュ!』は、私が日本の強みである企画、設計、デザイン、マネジメントと品質管理を、そして曲会長が中国の強みであるテクノロジーを生かした製造を担当し商品化しました。企画から出荷まで約2カ月で行える中国製造のスピードと、日本のマネジメントおよび品質管理の融合による信頼を元に、販路を開拓しました。短期間で商品化から販路開拓まで実行できたのは日本と中国の役割分担があってこそです」

 いち早く『ピッとシュ!』の商品力を評価した大手事務用品メーカーの営業力により、業種業態問わず広く導入され、今後はネットワークモデルにより勤怠管理アプリベンダー等とも協業して社員の健康管理ソリューションを展開していく。

 「代理店との協業を継続するために、健康関連、オフィス内のIoT化、自販機や駐車場などスマホを活用したキャッシュレス化など身近なIoT化を推進していきます」

会社概要
設立 2017年10月
資本金 2,000万円
売上高 1億2,400万円(2020年9月期)
所在地 東京都中央区
従業員数 20人
事業内容 IoTソリューション開発、販売
https://www.swiftechie.com/

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