ＳＥＯ対応に絶対の自信。世界水準の技術力で高品質ホームページ制作　メディアクロス　式啓

２０２３年に創業15年を迎えるホームページ制作会社メディアクロス。世界水準の技術力と「質実剛健」の社風を貫き、高品質な製品と充実したアフターサービスで顧客の満足度を高め、安定した経営を続けている。（雑誌『経済界』2023年1月号より）

　「いかに高品質なＨＰ（ホームページ）を制作、提供するか。それを追求する日々でした」と創業15年を振り返る式啓社長。27歳の時に福岡市に隣接する那珂川町のマンションの一室で、仲間２人と個人事業として起業した。

　「スタート時は社員教育、技術面のフォローも分からず社員が定着しませんでした。２００８年に法人化し、社会保険や給与、職場環境も整え始めました」。以後、着実に業績を伸ばし、今では福岡市中心部に近い閑静な住宅地に自社ビルを構える。

　同社ＨＰには、専門学校時代からインターンシップとして働いていた新入社員の研修報告や、会社負担のランチ会などをブログで紹介している。「人材確保、育成は永遠の課題。ランチ会はパートの方も参加でき、希望すれば飲酒もできます。その日の午後は会社を休みにしていますが有給です。この業界では珍しく残業も少ないホワイト企業になりました」と苦笑交じりに語る。

　仕事の依頼があった場合、ディレクター、デザイナー、プログラマーなどがチームを作り、アフターフォローまで欠かさない。社員数は増えたとはいえ16人。個人の技術とともに良好なチームワークが不可欠だ。

　「リモート勤務は少なくし、顔を合わせて打ち合わせすることを重視しています」。その結果が延べ６８０社の契約実績につながり、今期はコロナ禍で契約企業の経営が厳しさを増す中でも、前期を上回る１・５億円の売り上げを見込む。

　同社ではＨＰ企画制作から、スマホやパソコンで検索した場合に上位に位置する高度な内部ＳＥＯ対応、 アフターフォローメンテナス、ＣＭＳソフトの保守・セキュリティ対策までをパッケージ化して販売している。「人件費の高騰により、コロナ前より２割ほど値上げしました。製品、アフターサービスには絶対の自信があり、 費用対効果を考えれば高品質が売りの業者の中ではまだまだ割安なので問題ありません」と自信を示す。これからの方針を尋ねると「これまでどおり私たちの考える高品質にこだわりたいので経営環境に関わらず変な安売りや妥協はしない、という質実剛健な姿勢は変えません」と表情を引き締めた。