経営者コミュニティ「経済界倶楽部」

ブロックチェーンの地域プラットフォームで自治体から支持を獲得 エバーコネクト 吉田敬一

吉田代表(右)と福田徹・チーフストラテジーオフィサー

第三世代のブロックチェーンを活用し、飲食業界初のデジタルチケット発行プラットフォームを自治体に提供するエバーコネクト。青山ビジネススクールで共に学んだ吉田敬一CEOと福田徹CSOが、「テクノロジーで世界をつなげる」事業を開始した。(雑誌『経済界』2023年5月号「注目企業2023」特集より)

吉田代表(右)と福田徹・チーフストラテジーオフィサー
エバーコネクト 代表取締役CEO 吉田敬一 よしだ・けいいち(右)と福田徹・チーフストラテジーオフィサー

東京・目黒区商店街連合会へ、料理のギフト券・地域商品券発行プラットフォーム「Gotch」を提供し、好評を得ているエバーコネクト。ブロックチェーン技術を活用し、改ざんリスクの少ない安全性と使い勝手の良さが支持されている。

ユーザーはスマホを使って福引抽選ができたり、デジタル商品券で会計ができ、全国の商店街から注目されるようになった。

プラットフォームがあるため、自治体が変わってもスピーディにアレンジできる。吉田代表は「ポリシーとして営業専任チームを持たず、カスタマーエンゲージメントにより顧客との良好な関係を築く」と話す。

「弊社はテクノロジーの会社なので、アイデアを商品化し、顧客価値の向上のために技術開発にリソースを使いたい。付加価値の高いサービスを提供し、カスタマーエンゲージメントの向上を通じて、目黒区の商店街の取り組みを知った自治体や企業からご相談を受けることが多く、現在は群馬県、三重県の自治体にもプラットフォームを提供しています。スマホを使ったクイズラリーと組み合わせるなどアレンジも可能です」

同社のシステムはブラジル、米国、日本にいる外国人エンジニアが開発・運用しており、時差を利用して24時間、誰かが動ける体制にあることも強みだ。

「問題が発生しても対応が早く、システムに柔軟性があるので、アップデートもしやすいのが特徴です。大規模プロジェクトはパートナー企業のユニオン・テクノロジー社へ技術提供し製品を開発しています」

デジタル商品券は、大手企業の競合も多いが、同社が選ばれるのは柔軟な対応に加え、グローバルなユーザーインターフェース、工夫したデザインも大きいという。今後はチケットをシェアできるプラットフォームで国境を越えていく。

吉田代表は、「音楽マッチング」のプラットフォームも考案中だ。

「聴く音楽が同じ人とは気が合う可能性が高いので、音楽の再生嗜好を解析しユーザー同士がつながる仕組みができれば楽しいはず」

自治体システムでの成功を皮切りに事業の軸を増やし、事業規模も拡大していく予定だ。 

会社概要
設立 2014年2月
資本金 1,325万円
本社 東京都中央区
従業員数 6人
事業内容 デジタルチケット発行プラットフォームの運営
https://everconnect.co.jp/