経営者コミュニティ「経済界倶楽部」

「できるようにする」マーケティングのしくみ化で顧客価値を最大化する Marketer’s Brain デ・スーザ リッキー

Marketer's Brain デ・スーザ リッキー

営業戦略のノウハウを言語化し、顧客企業に合ったマーケティングの「しくみ化」を実現するMarketer’s Brain。デ・スーザ リッキー代表が追求する顧客価値を最大化するコンサルティング、その会社で働く社員のウェルビーイングの実現にも寄与する独自メソッドに迫る。(雑誌『経済界』2023年12月号「企業改革の実践者たち」特集より)

Marketer's Brain デ・スーザ リッキー
Marketer’s Brain 代表取締役 デ・スーザ リッキー

 「そもそも『わかる』と『できる』は別次元の話。セミナーや学校でマーケティングの知識を得て、『わかった。できる』と思い込みがちですが、順序が逆です。自然とできるようにならなければ、学問としてわかるだけでは何も変わりません」

 力強くそう話すのは、独自に開発したAI搭載のウェブシステム「Marketer’s Brain」と「受注プロセス戦略」を活用し、顧客企業に合ったマーケティング戦略の策定から、導入・実践による「しくみ化」、そして組織づくり・人づくりをコンサル支援するMarketer’s Brainのリッキー代表だ。

 「外資系企業と違い、日本の企業はマーケティング部署のないところも多い。しかし、営業がモノを売る時もマーケティングは重要で、それが自走する組織でなければなりません。例えば営業経験豊富な40~50代の人がマーケティングスキルを発揮できれば、モノはもっと売れるようになり、また本人のセカンドキャリアやサイドワークにつながる新たな道が開かれます。新しい景色が見えれば本人のやる気も目の色も変わり、会社への貢献度も上がります」

 冒頭で語るように、リッキー代表がまず目指すのは、「できるようになるためのしくみ化」だ。結果として業務改革や業績向上が付いてくるという考え方がある。顧客企業にとっては体質改善につながる価値をもたらし、その会社で働く社員にとってもエンゲージメント向上や新たなキャリア形成につながる、ウェルビーイングな人生の実現に寄与する新しい人的資本経営を体現している。

 起業から4年。成長を続ける同社は現在、クラレ、DIC、住友化学など大企業に加え、中小企業からの引き合いも多い。それでも今後も、「ひとり会社」スタイルを貫く。

 「仕事で何よりも大切にしているのがお客さまとの信頼関係。ひとり会社は信頼がなくなれば終わりですが、ひとりだからこそ顧客価値の最大化のために真剣になれる。いつも真正面からぶつかり、感情移入し、同じ会社の運命共同体のように、喜びも悔しさも分かち合っています」

 時代の変化に適応したコンサルで顧客第一主義を追求する、リッキー代表の本気は熱い。 

会社概要
設  立 2018年3月
資 本 金 100万円
売 上 高 5,500万円
本  社 東京都中央区
事業内容 営業戦略のノウハウを言語化し、マーケティングの「しくみ化」を実現する独自メソッド「受注プロセス戦略」を活用したコンサルティング
https://marketersbrain.co.jp/