経営者コミュニティ「経済界倶楽部」

戦略コンサルティングを軸にM&A仲介とシステム開発で相乗効果を発揮 山下哲生 Logos&Pathos Consulting

Logos&PathosConsulting 山下哲生

Logos&Pathos Consultingは、実践的なビジネススキルと柔軟なサービスにより、顧客の目標達成を支援している。大手に伍するコンサルティングの「幅」と、熱意溢れるメンバーによるコンサルティングの「質」の両面から、顧客のゴール達成まで徹底的にサポートする。(雑誌『経済界』総力特集「注目企業2024」2024年5月号より)

Logos&PathosConsulting 社長 山下哲生氏

Logos&PathosConsulting 山下哲生
Logos&PathosConsulting 社長 山下哲生 やました てつお

戦略コンサルティングを軸にM&A仲介、システム開発も

Logos&Pathos Consultingの事業の柱は大きく3つある。

その一つが事業の核をなす戦略コンサルティング事業だ。

「この規模の戦略コンサルティングファームとしては、幅広いソリューションが提供できるところが特徴だと考えています」と山下社長は話す。

その源泉は、同社に所属するコンサルタントが幅広いバックグラウンドを持っていること、そして後述するM&A仲介部門やシステム開発部門を併設している点にある。

M&Aの市場は、ここ数年右肩上がりで活況を呈している。もともとは事業承継に関する事案が多かったが、M&Aの一般化により会社を成長させる手段の一つとして採用するケースが増えているという。

「1社目を買ってM&Aの成功体験を得た会社が2社目、3社目を買うのが買い手サイドのトレンドです」

同社のM&A仲介事業の特徴は、比較的規模が小さな公開企業に特化している点にある。業界大手が手掛ける大型M&Aの案件では仲介手数料も数億円、数十億円に上ることもある。一方、小規模な案件では数千万円規模となるため、効率重視の大手仲介会社はそれほど積極的ではない。同社はここに勝機を見いだしたわけだ。

事業のもう一つの軸がシステム開発だ。50人規模の戦略コンサルティングファームで自前のシステム開発部門を持つ会社はそう多くない。一方、同社は戦略コンサルティングの過程で出てきたシステムに関するニーズにも対応が可能だ。

「このことはM&A仲介にも言えます。例えば、戦略コンサルティングで何か提案する場合、その業界のM&Aの経験があれば、知見ができていますから、さまざまなことに対応できます。事業部単位での幅広さをそういう面で生かせるのも特徴です」

戦略コンサルティングとM&A仲介、システム開発という事業の多様性と、それらを手掛けるスタッフの多様性が有機的に絡み合い、相乗効果を生み出しているわけだ。

自由闊達な企業風土の下、最大のパフォーマンスを発揮

「Logos(知性)だけでなく、Pathos(情熱)をもってクライアントと向き合える会社にしたい」。これが同社の社名の由来であり、山下代表の想いだ。

山下代表は、東京大学大学院工学系研究科修了後、大手コンサルティングファームのA.T.カーニーに入社。戦略コンサルティングの仕事にやりがいを感じながらも大企業ならではの社内ルールに縛られることも多く、「戦略立案だけ担当し、実行には携われない」「短期で成果を出すことを求められるので、長期スパンの事業に取り組みづらい」といった状況にジレンマを感じていた。

「そうした制約から解放されて自由に、クライアントが求めることに応える環境を実現するため、この会社を設立しました。それ故、戦略コンサルティング部門では、戦略策定から実行まで一気通貫でサポートする案件に注力しています」

今後は3つの事業のうち、M&A仲介とシステム開発をより高い成長率で伸ばしていくことを目指している。コンサルティングは、ある意味労働集約的な事業だが、それに比べてM&A仲介は1人で100億円の売り上げも可能だ。

「システム開発も今は受託だけですが、体制が整えば自社のプロダクトも積極的に開発したいと考えています。それにより、会社全体としての労働集約度を低くできると考えているからです」

現在、基幹事業であるコンサルティングは売り上げの約8割を占めている。今後はプロフィットをM&A事業やシステム開発に手厚く投下。これにより、労働集約度が低い事業をより加速させていくことを目論んでいる。

「4~5年後には、2つの事業がコンサルティング事業より大きくなっている、そういう姿が達成できればと考えています」

山下代表が仕事で大事にしていることは2つ。まず一つは社内のメンバーに対してだ。

「社内のメンバーに対しては、この会社で最大限の成長をしてもらいたいですし、ストレスをなるべく減らして、中長期的に見た時に『この会社にいて良かった』と思ってもらえる会社にしたいですね」

コンサルティングは無形のサービスであるため、誰が担当するか、どういったマインドセットで担当するかによってアウトプットの品質が大きく変わり得る。それだけに、スタッフの満足度が担保できていれば、クライアントに対してもコミットし、約束を上回るアウトプットが可能になるわけだ。

「私が仕事で大事にしている2つ目はお客さまに対してです。期待以上のアウトプットをお客さまに届けること。つまり、この2つは別々のように見えて、実は密接に関係しているのです」

少数精鋭にもかかわらず、幅広くいろいろな業種をカバーできるのは同社の強みだ。

「小回りが利く総合コンサルティングファームとして、現状に不満を抱いている経営者、管理職の方々に、ぜひお声がけいただきたいですね」

会社概要
設立 2019年4月  
資本金 300万円  
売上高 10億7,579万円(2023年10月現在)  
本社 東京都港区  
従業員数 45人(2023年1月現在)  
事業内容 経営コンサルティング、M&Aアドバイザリー/PMI、コストマネジメント、自社新規事業  
https://lpconsulting.jp/