ラフラインホールディングスは、オリジナル化粧品ブランド「メディプラス」、独自成分「オゾン化グリセリン」を主軸に、人間や動物、地球の健康に貢献するオゾネーション事業を展開する。さらに海外戦略を見据え、化粧品事業から医療分野への展開を加速する。(雑誌『経済界』総力特集「注目企業2024」2024年5月号より)
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ラフラインホールディングス 社長 伊藤賢司氏
ラフラインホールディングスは、アトピー、敏感肌、年齢肌の研究から生まれた20年超に及ぶロングセラー商品の企画・開発・販売を行うメディプラス、医療現場での活用実績のある独自成分「オゾン化グリセリン(OG)」を保有するメディプラス製薬をグループに擁している。
伊藤賢司社長は、他社が参入できない独自成分であるOGの優位性を大きな財産として、現在は化粧品事業で足場を固めつつ、今後はウェルネス、医療分野での展開を着実に実現していくと語る。
「OGはこれまでの常識を覆すような可能性を秘めており、化粧品以外に医療分野での活用も期待されています。例えば、私たちは糖尿病性皮膚潰瘍などというアンメットニーズ(潜在ニーズ)にまだまだお役に立てる領域があると思っています。ウェブサイトには、治癒例、研究論文を豊富に掲載しています。ご関心がある方には、ぜひご覧いただきたいです」
さらにメディプラス製薬では、ペットのスキンケアをはじめ、皮膚科、歯科でもOGの活用が計画されている。口腔内の病気、例えば歯周病やインプラントの症例についても学会を設立し、臨床評価を進めており、こうした領域に活路を見いだしたいという。
「今後は製薬ベンチャーとして、インフラを有する大手企業と連携しつつ、そのネットワークや信用力を生かした事業を展開できればと思います。お客さま志向を基本姿勢として、顧客・患者の役に立つ新しいビジネスモデルを考えています」
同社は、2024年1月にOGのR&D拠点と製造工場である埼玉工場を「オゾネーション・ラボ」と命名し、オゾネーション事業を本格的に立ち上げた。オゾネーションは地球の力を活用したサステナブルな技術であり、酸素に電気エネルギーを与えて製造するもので、特許取得に加え商標登録もされている。
さらにもう一つ、グローバル展開は前提条件であり、特許、商標登録、安全性など全てグローバル基準をベースとしていく。「OGとメディプラスの可能性を示したい。世界に広めたい」とその視線は世界に向いている。
会社概要 本社 東京都渋谷区 従業員数 96人(グループ合計) 資本金 6,500万円 売上高 44億9,480万円(2023年8月期の連結売上) 事業内容 QOL/ウェルネス領域における商品/サービスを企画・開発・販売する子会社の経営指導等 http://www.laughline-hd.jp/ |