女性企業家50人にインタビューした雑誌『ウーマンセレンディピティ』を2020年12月に創刊し、アジア進出支援のエキスパートとして活躍してきたアジアビジネストラストは、グローバルに活躍できる女性の育成に注力している。
道端代表はもともとアナウンサーとして地元・福井県のテレビやラジオで活躍。その後、マナーコンサルタントとして会社を設立し、2010年に東京へ。フェイスブックを使ったブランディング活動で成功し、14年から企業のアジア進出をサポートする事業を始めた。
「マレーシアの王族とご縁があり、企業誘致を行うようになりました。また日本やアジア全域の優れた会社、人、モノ、サービスを審査し表彰する機関を立ち上げ、AWARD事業を開催し、企業のブランド力を高めて、アジアにスムーズに進出するサポートを行ってきました」
一方で、日本の女性経営者のアジア進出にあたっては、グローバルに活躍するための交渉力が身に付いていないことを痛感した。
「海外進出のために法律を学ぶことも大事ですが、最後は交渉力がものをいいます。謙虚な日本の女性経営者は、やり手のアジアの女性経営者に負けています。メイクや装いも含めたグローバルブランディングのスキルを身に付けてもらいたいと考え、18年には『MSアジアクィーンカレッジ』を設立し、約80人の受講生に学んでもらいました」
さらに昨年末には、女性企業家向けのビジネス誌『ウーマンセレンディピティ』を創刊。コロナ禍でも新たな事業を展開している女性企業家50人を紹介している。
「雑誌に登場することは、女性企業家の皆さんがグローバル意識をもって次のステップへ進むためのブランディングとなります。お客さまへの信用度アップにもつながるでしょう。今後は、企業家同士で交流ができる企画も考えており、新たに発足した『ウーマンセレンディピティクラブ』への入会者も募集中です」
道端代表は、まだまだ成長の余地が大きいアジア市場に目を向け、女性企業家のプラットフォームづくりを着々と進めている。
「アジアの中でも特に注目すべきはベトナムです。5年間のGDP平均成長率が6%台で推移し、コロナ禍でのマスクや手袋、防護服の製造でお金持ちになった国の一つです。今後、ますますの繁栄が期待できるベトナムへの進出も積極的にお手伝いしていきます」
会社概要 設立 2008年 資本金 1,000万円 売上高 8,800万円 所在地 東京都目黒区 従業員数 4人 事業内容 アジア13カ国のバイヤー紹介、CBD原材料の卸事業、女性企業家ブランディング支援、アジアECサイト商品掲載、ベトナムシェルフショップ、ジャパンビジネスエキスポ運営、WOMAN Serendipity出版事業 https://asia-b-t.com/ |
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