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田中仁社長に聞く海外戦略の肝 ーー ジェイアイエヌ(現JINS)

田中仁・ジェイアイエヌ社長

田中仁社長が語るJINSの海外戦略

 2009年9月に、超軽量メガネ「Air frame(エアフレーム)」の販売を開始して以来、快進撃を続ける「JINS」ブランドを展開するジェイアイエヌ。同社の急成長を牽引した「Air frame」は既に累計販売本数は800万本を突破するロングセラー商品として広く一般に認知、国内では、もはや向かうところ敵なしと言っていい。

 そうなると必然的に、次代の成長戦略上欠かせないのが海外展開だ。既に同社は、10年12月に中国・瀋陽の1号店を皮切りに出店を加速、現在までの短期間で23店舗を展開、数年内の100店舗体制も視野に入っている。

 並行して米国にも進出する。昨年12月1日には現地法人を設立、年内をめどに1号店をサンフランシスコにオープンする予定だ。

 さらには、東南アジアやヨーロッパ各国での出店も視野にあることから、外国出身社員を積極的に採用する本社のダイバーシティ化を推進している。

 「既に今秋に出店が決まっている米国では、現地のUCLAやUSCを卒業した優秀な学生の採用も実施しています。研修期間中は住居も当社が手配し、徹底的な日本語教育を施した上で、店舗での実地研修も行っています。この間で、本部にも馴染ませて、即戦力として期待しています」

 と田中仁社長は外国出身社員への期待を述べる。

 

海外戦略のために本社のダイバーシティ化を促進

 

 メガネ販売は特別な専門性の高さも要求される。日本で定評のある顧客サービスは、海外で信用力を高める上でも必須要件。

 「先般もシンガポールの優秀な学生に内定を出しましたが、東南アジアで会社説明会をすると、マレーシア、タイ、ベトナムといった最高学府の学生が『JINS』のビジネスモデルの可能性を感じて就職を希望されるのです。現地化できていない国では、現状、弊社のブランド力は決して高いとは言えませんが、ビジネスモデルを評価していただけるのはうれしいですね」(同)

 同社では、今後、欧州でも採用活動を行うなど、世界各国の現地人を採用し、東京本社のダイバーシティ化を促進、将来の現地出店に備えたい意向だ。

 日本流の〝おもてなし精神〟で「JINS」が世界ブランドとして認知される日が遠からず訪れるかもしれない。

 
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