(雑誌『経済界』2026年5月号より)
熊谷正寿 GMOインターネットグループのプロフィール
GMOインターネットグループ会長兼社長・グループ代表 熊谷正寿
くまがい まさとし
くまがい まさとし
2025年9月、GMOインターネットグループは「AI・ロボティクス大会議&表彰式」を開催した。
このイベントの冒頭、熊谷正寿・GMOインターネットグループ会長兼社長・グループ代表は、「世界でヒューマノイド(人型ロボット)が急速に成長している」としながらも「日本の取り組みは世界と比べて遅れている」と危機感を示した。
そして、熊谷氏は「2026年はヒューマノイド元年になる」と、新たなパラダイムシフトが起きる年になると宣言した。
これまでAIは、PCやスマホなど、画面の中だけのものだったが、これからはロボットに搭載され、フィジカルの世の中を変えることになる、というのだ。
熊谷氏はインターネットの黎明期に、インターネットは新しいインフラになると予測した。実際、世の中はその通りに動いてきた。そして今、AIおよびヒューマノイドが新たなるインフラになると考え、それを次のビジネスにつなげようとしている。
今年2月、完全自動運転EVを開発する「チューリング」と戦略的パートナーシップ契約を結んだのもその一環だ。単に自動運転車に対する投資という意味ではなく、「見て、判断し、動く」というヒューマノイドのAIモデルを、日本の産業界に実装するための布石でもある。
かつて日本は人型ロボットでも世界の最先端を独走していた。残念ながら今や世界に後れを取っているが、「まだ間に合う」と熊谷氏。ヒューマノイドが日本経済復活のカギを握っている。