マネジメント

才能とは① 感情×行動×能力

 私の知る、年収1億円のとてつもなく稼ぐ人にはさまざまな共通点がある。その1つが才能と仕事の関係だ。

 実は、とてつもなく稼ぐ人というのは、自分にどんな才能があるのかを自覚し、それを生かして仕事をしているのである。

 これは好きなことを仕事にする、という単純な話ではない。自分の才能をきちんと自覚し、それをモチベーションにしながら、自分の人生を形づくっているのである。

 ということは、彼らを理解するためには、最初に「才能」とは何かということを考え、知らなくてはならない。

 才能心理学協会の北端理事長は、才能を「あなたの心を最も突き動かす感情を行動に移した結果、生み出される能力のこと」と定義している。才能とは、決して単純な能力のことではないのだ。

 さらにシンプルに方程式として「才能=感情×行動×能力」と表現をしている。

 ここで重要な要素が「感情」である。よく、企業経営者で1日も休まず、エネルギッシュに活動しているのに、全然疲れを見せないし、常に明るいという方がいらっしゃる。モチベーションが下がらないのである。

 私の知る、自ら事業を起こして大きく成功している人もみな常にエネルギッシュで常にポジティブで前向きだ。

才能とは② なぜ、稼ぐ人は「やる気」が尽きないか

 例えば、アパマンショップの創業者でもあり、三光ソフラングループの高橋誠一会長は早朝から会議を行い、経営者団体の長として、さまざまな交渉事を分単位のスケジュールでこなしながらも、常にエネルギーに溢れていらっしゃる。

 それは高橋会長が持つモチベーションが堅固であり、そのモチベーションが高橋会長を突き動かしているからである。私も大いに勉強させていただいている。

 また、私も理事をさせていただいているが、3万人を超える会員を抱える大きな団体に成長した一般社団法人日本ほめる達人協会の西村理事長も、講演いただいた際に「モチベーションが尽きることがない」とおっしゃっていたものである。

 なぜ彼らはモチベーションが下がらないのか。それは、人生で一貫している、「どんな時に、最も心を突き動かされたか」という感情が、行動の源泉だからだ。

 あるときに、激しく強く彼らは心を揺さぶられ、それを基に行動に突き進んでいくのだ。才能とは、そういうものなのである。

才能とは③ 決して特別なものではない

 誰かに言われたからやる、誰かのためにやるという他人によって与えられたものではなく、自らの信念に基づき行動の基準を決めているから、そのモチベーションが尽きることはなく、常に湧き出てくる状態になる。

 尽きないモチベーションを持って、一貫して行動が続くから能力が磨かれ、それが自分だけの「才能」になる。

 そして、いつも言っているようにビジネスとは「価値」と「価値」の交換であるのだから、自分の才能が相手にとってかけがえのない価値になった時、ビジネスは大きく飛躍していくのだ。

 北端さんは、才能は決して特別な人が持つ特別なものではないと言う。それは自分の心の中に「見つける」ことができるもの、だから誰にでもあるものなのである。

 私も小さいころからを振り返ってみると、一貫して行動してきたことがある。それが才能の源泉であると、今、感じている。

 とてつもなく稼ぐ人は、感情に基づき一貫して行動してきたことが能力となり、それを社会に提供することで大きく成功しているのである。

[今号の流儀]

才能の源泉は半生を振り返ったとき見つけられるものだ。

人に投資すれば稼ぐ力がつく

 

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