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日本とインドの正月にあふれる特徴と色

新年の祝い方に見る日本とインドを比較

 1月1日は太陽暦あるいはグレゴリオ暦では新年の第一日目であり、世界中で宗教的、文化的、社会習慣的に祝われている。多くの場合、古い年を送り、新年を迎え入れることを象徴した儀式や式典が行われる。ほとんどの国ではグレゴリオ暦のカレンダーを使っていて、そのため1月1日が一年の始まりとして認識されているが、伝統的な暦に基づいて1月1日以外の日を正月として祝っているところもある。今回は新年の祝い方で日本とインドを比べてみたいと思う。

 日本では元旦は家族や伝統が重んじられる、一年で最も大事な日かもしれない。正月の三が日は仕事が休みになり、人々は故郷に帰って昔から続くお祭りに参加したりする。

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 一方、インドでは地域によって文化が異なることから、新年の文化は多様である。どの州にも新年のお祝いにまつわる歴史があり、人々は地域ごとに伝わる暦に基づいて新年を祝う。それぞれのお祝いには生き生きとした色と際立った特徴がある。1月1日はインド全体で祝われ、人々は贈り物や年始の挨拶を交わし、寺院に参詣に行くが、そこに伝統的な特徴はなく、単に仕事始めという意味が強い。若者たちは正月にかこつけてショッピングに行く理由にもしている。しかし、伝統的にはそれぞれのコミュニティーはそれぞれが受け継いできた暦に従い、それぞれの特徴ある方法で新年を祝う。

 時期が似通っているものもあるが、お祝いの内容はそれぞれ特徴的で、非常に深い神話的な背景があり、料理や儀式は全く異なるものである。もちろん、全インドで共通するものもある。

 種類や趣き、様式が違っても、正月は新鮮さと新たなスタートといった意味で世界共通であり、すべての人々が熱心に祝っている。日本人や日本企業は、インドの新年や祝日の祝い方が多様で、日本とあまりに違っていて戸惑うかもしれない。

 しかし、正月には文化的な、あるいは儀式的な共通点がある。多くのインド人は正月前夜に何か新しいことをすると幸運に恵まれると信じている。実際、ビジネス上の契約や提携などは正月のお祭りの期間に行われることがあり、相手側を新年のお祝いに招くのである。

 

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