即日振込のAIファクタリングサービス「PAYTODAY」の累計申込金額が200億円を突破したDual Life Partners。中小企業がブリッジファイナンスとして活用することが多く、透明性のある柔軟な資金調達が魅力となっている。(雑誌『経済界』2025年5月号「注目企業」特集より)

請求書を売却することで現金化し、資金を調達するファクタリングサービスが広まりつつある。2021年にスタートした「PAYTODAY」は、ベンチャーやスタートアップの増加運転資金への対応、地方中小企業の資金調達支援、個人事業主へ素早い資金調達を主軸とする。
田中取締役はもともと銀行で法人営業を担当していたが、やりたい仕事が複数あり、それを認めてもらえる同社に入社。不動産事業の顧客と接する中で、立ち上げたばかりの会社は銀行からの資金調達が難しいという声を多く聞き、「PAYTODAY」を立ち上げることになった。
同社のサービスは、オンライン完結、即日対応、手数料が安い・上限を設定しているという点が強みだ。
「AIが審査に通らないと判断したお客さまでも、ヒアリングを重ねて事業内容に将来性があると判断されれば、希望金額に近い形で実現できるので柔軟に対応しています」
銀行から資金を調達する場合は、審査から入金まで1~3カ月かかるため、その間のブリッジファイナンスとして利用する企業も多い。
「短期融資によって大きな受注を獲得でき、それがベンチャーキャピタルからの資金調達につながり、事業を大きく成長させているお客さまもいらっしゃいます」
同社が力を入れているもう一つのサービスが「RBF(レベニュー・ベースド・ファイナンス)」。こちらは将来の売り上げ(将来債権)を譲渡することで資金調達が可能になる。
「デットファイナンスの場合、決算書の貸借対照表を見て判断しますが、RBFは売掛債権を見てキャッシュフローで評価するという点が異なります。そのため創業間もないスタートアップ企業でもRBFなら資金調達ができるのです」
ファクタリングサービス会社の中には高額な手数料を要求するなど悪質なところもある。同社は安心感と透明性を重視し、複数の会社で見積もりを取って比較検討することを勧めている。
「小さなことでもお問い合わせいただければ、面談やお電話でもお話しできます。上手な活用で事業成長にお役立ていただければと思います」
会社概要 設立 2016年4月 本社 東京都港区 事業内容 ファクタリング、不動産仲介・管理 https://duallife-partners.com/ https://paytoday.jp/ |