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高速道路に路線番号。外国人旅行者向けに道案内の環境を整備――国土交通省

霞が関番記者レポート

 国土交通省は4月上旬、高速道路へ路線番号を割り当てる「ナンバリング」の導入に向け、有識者会議の初会合を開いた。外国人にも分かりやすい道案内の環境を整備するのが目的。有識者会議は夏ごろまでに報告書をとりまとめ、可能な路線から順次、標識や地図、カーナビソフトに反映させていくという。

 初会合では、国交省が東名や名神といった主要高速道路だけでなく、高速道路に接続する自動車専用道路や空港や港湾に接続する路線も幅広く対象とする案を提示。今後の検討課題として、番号をどう割り当てるかの基準や案内標識のデザインなどを挙げた。

 初会合から数カ月というスピードで報告書をとりまとめる背景には、訪日外国人旅行者数の急増がある。中には自分で運転して目的地に行こうとするリピーターの個人旅行者も含まれており、国交省によると、外国人のレンタカー利用者数は2011年の17万9千人から、13年には34万5千人と約2倍にまで拡大している。

 政府は20年までに、訪日客数を4千万人に増やす目標を新たに設けたばかりで、目標達成には個人旅行者を中心としたリピーターの定着がカギを握る。外国人ドライバーに対する分かりやすい道路標示は喫緊の課題といえ、そこで欧米や韓国など多くの国々で導入され、利便性と安全性を兼ね備えたナンバリングに白羽の矢が立った。

 ただ、番号を割り振る際のルール作りに向けては難しい舵取りが必要となる。会議では南北に走る道路は奇数、東西は偶数といった海外事例も紹介されたが、「分かりやすさ」を訴求すればするほど、日本人が慣れ親しんだ呼称の変更を余儀なくされるからだ。

 参加した有識者からは「東名などの呼称は残してはどうか」「既に定着している番号が変わる路線もあるが、変更もやむを得ないのでは」などの意見が出された。会議では今後、関係者からヒアリングが実施される予定だが、期間は限られており、結論までには曲折も予想される。

 
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