日々、重要性を高める「人的資本経営」の実現には、社員が企業を信頼しつつ、自発的に貢献しようと思える環境整備が欠かせない。
多様なバックボーンを持つ従業員が、心身ともに万全の状態で仕事に打ち込めるための制度づくりは、企業へのエンゲージメントにつながり、成果に結実する。この中長期的な好循環を生み出すことが、優れた人材を組織に集める最善の方法であることも、論をまたない。企業組織をフレキシブルにつくり変え、発展させる取り組みは、経営トップが果敢に推し進める必要があるものの、あくまでも社員と共になされる必要がある。
本特集では、個人と組織のより良い結びつきを志向/思考し、実践する企業を紹介する。