経営者コミュニティ「経済界倶楽部」

変革の先に目指すのは顧客に正しく寄り添う「ITのメインバンク」―インフォメックス

自治体と協力し福祉分野のシステム開発などで高い評価を得ているインフォメックス(西岡雅敏代表取締役)。ノウハウを生かし、顧客に寄り添い末永くサービスを提供する「地域密着型のITのメインバンク」を掲げて、新たな挑戦を続けている。

(右から)中川学・事業推進室室長、清水大輔・理事、奥田健寛・BisSolサービス部部門長

 「鉄は国家なり」――かつて日本経済を支えた製鉄業発祥の地・北九州市八幡東区にITベンダー企業のインフォメックスはオフィスを構える。同社は今、変革の真っただ中にある。

 製鉄・化学のプラント地場大手の高田工業所の情報システム部門が1994年に独立して設立。地元に密着し自治体や製造業などの分野に強く、自社商品やパッケージ開発・販売を中心としていた。

 ところがここ数年、顧客のニーズが変化してきた。「さまざまなシステムがあるが、どれがわが社に合うのか分からない」「環境も大きく変化してきている。DXにも対応したいが何をすべきか教えてほしい」といった疑問や要望が多くなったのだ。

 IT業界では「○○ソリューション」という単語が飛び交う。本来「情報技術で経営課題を解決」という意味だが、システムが複雑化して顧客のソフトウェアに対する理解が不十分だったり、利益につながらなかったりするケースも少なくない。

 清水大輔理事は変革の先にある会社のイメージを「お客さまに寄り添って適したソフトウェア、システムを選定し、運用・保守の助言まで末永くお付き合いさせていただく『ITのメインバンク』のような存在になりたい」と説明する。

 現在、全社で営業状況を把握できる営業支援システムや、電子決裁システムが好評だという。担当するBisSolサービス部の奥田健寛部門長は

「ITは手段です。使い倒してもらい、業績アップにつなげていただくことが肝要。お客さま自身がスピーディに業務改善することができるシステム環境やその人材育成などの下支えを行います」と語る。

 顧客数は4年前の約100倍となり、前期売り上げは6・6億円、営業利益5500万円と過去最高となった。

 現在46人の社員が働く同社では、「もっと社員の数を」という声があるが、「質の伴わない膨張はすべきでない」と事業推進室の中川学室長はくぎを刺す。華やかなイメージのIT業界において、同社の合言葉は「正しいことを正しく行う」。世界で高い評価を得てきた「真面目なモノづくり」にこだわるDNAを脈々と受け継いでいる。        

会社概要
設立 1994年12月
資本金 5,000万円
売上高 6億5,000万円
所在地 福岡県北九州市八幡東区
従業員数 46人
事業内容 情報システムの企画・設計・構築・運用・保守、ソフトウェア開発やインフラ構築を主とするIT総合サービス提供
https://www.infomex.jp/

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