リフォーム業界で、現場、アフターサービスを重視したお客さまのための事業を展開し、ワンストップでのサービス提供を実現しているのが、ネクステージグループだ。
MED Communications(メッドコミュニケーションズ)、住環境工房、トータルリフォームサービスの3社からなるネクステージグループは、住宅リフォーム事業を中心に安定的な成長を遂げている企業だ。その考え方の中心には、お客さま志向がある。
「そもそもリフォーム業は、お客さまに提供する商品に差がない。だからこそ、お客さまのために考えたらどうなるかという差別化がとても大事なのです」と語るのは、同社社長の佐々木洋寧氏だ。そもそも、従来のリフォーム業界は、営業が中心的な役割を果たしており、受注した後、多くは子請け、孫請けの工事業者がお客さまの元にうかがうという構造になっている。結果としてサービスの品質が保てないケースも多かったそうだ。
それがネクステージグループでは、営業から、企画、工事、アフターサービスまでのほとんどがグループ内で完結する。佐々木氏は「工事が終わってからが、ビジネスのスタートだと考えています。住宅というのは、お客さまにとっては毎日の生活の場です。そこをフォローアップすることが顧客満足につながり、さらなる受注機会の獲得にもなります」とワンストップサービスであることを強調する。
リフォーム業界で営業外部門、つまり現場部門やアフターサービス部門に力を入れる例はまだ多くはないと佐々木氏は語る。そして、その会社を支える人材活用にも力を入れている。佐々木氏によれば、2017年度の新卒採用は20名、18年度の入社では30〜40名の採用を目指しているという。商品そのものでは差別化ができないからこそ、アフターサービスと人材の力で成長を促進する考えだ。
ネクステージグループ
- 設立/1993年4月
- 売上高/70億円(グループ合計)
- 事業概要/住環境サービス事業、工事事業、注文住宅・不動産事業、ヘルスケア事業
- 会社ホームページ/http://med-com.jp/